DeNAに伝説の「10代バッテリー」誕生の予感、三浦監督の仕掛けは吉と出るか?

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 10代バッテリーによる勝利は、1989年以来、実に17年ぶりの快挙だった。では、その17年前に成し遂げた2人とは。同年10月10日のヤクルト戦で、大洋の石井琢朗(当時19)と谷繁元信(当時18)がつかんだ勝利だった。

 その後、2000安打以上放ち名球会入りする名遊撃手となる石井だったが、プロ入り当初は投手だった。後に横浜とチーム名を変え、マシンガン打線を中核を担った2人。プロで最初に輝いたのがバッテリーとしてだったのは、最近のファンには意外に映るだろう。

 西武では現在GMの渡辺久信(57)も10代バッテリーでの勝利を経験している。1985年5月3日の日本ハム戦で、同じく高卒2年目だった仲田秀司(57)がマスクを被り、19歳同士のバッテリーが勝利をつかんだ。球団ではこの時と涌井&炭谷と、過去に2例しかない。

 小園は開幕直後の4月9日に20歳の誕生日を迎える。2人で10代バッテリーとして勝利をつかむには、ともに開幕一軍切符を手に入れるしか道はない。そのための登竜門として、注目集める大事な舞台が11日の紅白戦。若い2人が組むことによって、生まれる化学反応は見られるのか。三浦監督が仕掛けた大きな賭けの行方が、DeNAファンならずとも気になるところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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