大シャッフル起こるか 今オフの”捕手FA”で注目される「意外なキーマン」「プライスリーダー」とは

タグ: , , , , , 2024/4/23

 一方、今後常勝軍団を目指すチームにおいては仮に坂本を欠くようなことがあれば一大事となる。開幕前には梅野がコンディション不良で出遅れる中、梅野、坂本に次ぐ「第3捕手」の存在がクローズアップされた時期もあった。栄枝裕貴、長坂拳弥のリード面に岡田監督も苦言を呈す場面もあるなど、先発マスクを任される2人と控えの力の差が如実に現れたとあって、育成がより重要視された。

 また巨人では昨年最も多くマスクをかぶり、主戦捕手を務めた大城も最近の起用が注目されている。阿部慎之助監督は、大城、ベテランの小林誠司、岸田行倫と3人併用の構えで最近の試合に臨んでおり、大城の成長を促すためともされるが、ベンチを温める機会は増えている。

 そんな中、捕手FAの”大本命”はソフトバンクの育成の星としても知られる甲斐だ。強肩と強気なリードが持ち味の扇の要は侍ジャパンでも正捕手を務めるなど経験も豊富。仮に甲斐が手をあげれば、複数球団が獲得に動くのは必至と見られる。

 昨オフは球団からの複数年契約を断り、単年勝負を選択したことも話題を呼んだ。甲斐が移籍を決意すれば、常勝軍団に大きな穴があくとあって、玉つき的にほかの選手の去就にも影響を及ぼしそうだ。ソフトバンクといえば潤沢な資金面でも知られ、その球団がFA捕手の獲得に動くとなれば「プライスリーダー」としても注目を集めることになる。

 FAはほぼ無風の年もあれば、大きく動く年もある。今季は「捕手FA」以外にも、阪神の主力が多くFAを迎えるなど、様々なポイントで早くも水面下で話題を集めている。FA取得年はオフの評価にも直結するとあって、選手にとっても力の見せどころととなる。ペナントの行方とともに、今季は各選手のパフォーマンスに注目しながら観戦するのも一つの楽しみ方になるかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】【巨人】正捕手争いに異変あり!? 注目集める起用法 存在感高める「ベテラン捕手」とは

【関連記事】梅野と坂本は今季も併用か 阪神の“正捕手論”に高木豊氏は「2人がいて阪神のキャッチャーは成立する」と指摘

【関連記事】【巨人】なぜ阿部監督は大城を外しているのか 巨人OBが考察「みんなが育っていく」”三方よし”の背景とは

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム

人気タグ一覧