コロナ禍の今秋ドラフト指名が各球団「少数精鋭」になりそうな3つの理由

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(1)今オフは現有戦力に戦力外を通告しにくい
 コロナ禍で全てが異例となった2020年シーズン。開幕は約3か月後の6月19日と、各選手は難しい調整を余儀なくされました。120試合を戦い抜き、その個人成績を通常のシーズンと同等に査定できるのか、フロントも厳しい判断を迫られます。

 あるフロントは言います。

 「秋の戦力外通告も、けがの状態や今後の伸びしろをしっかりと見極めた上で、限られた人数になる可能性があります。戦力外通告とドラフト指名人数はほぼ同数になりますから、自ずと指名する数も限られてくるのではないでしょうか」

(2)有望な高校生が続々と『進学』を決断へ
 本来ならスカウトにアピールできる春に実戦の機会を奪われ、一部の上位候補を除き、高校生のドラフト候補は自らの指名順位について、先が見えない状態です。

 「高校生にとって指名順位は重要です。1位や2位なら多額の契約金とともに長期的なビジョンで育成してもらえるが、下位なら数年で戦力外の可能性も十分ある。ならば大学の4年間でしっかり実力をつけて、上位指名の即戦力でしっかりと契約金をもらった上で、プロ入りするのも手でしょう」(スポーツ紙アマ野球担当記者)

 早くもプロ注目の高校生たちが東京六大学リーグ、東都大学リーグをはじめとしたと強豪大学への進学を決断。すでに「内々定」を得ているとの情報もあります。

 「コロナ禍でたいへんな思いをした『2020年世代』の入学で、大学球界が活性化するかもしれません。4年後は大学生の即戦力が『大豊作』のドラフトになるでしょう」(前述の記者)

 「学生野球の聖地」神宮が来季以降、熱くなるかもしれません。

(3)コロナ禍の利益減で新人予算の縮小も
 新人獲得は各球団にとって、数億円を投資する一大プロジェクト。しかし、今季はこの「予算」が削減される可能性があります。

 前述の球団フロントはこう語ります。

 「今のプロ野球は大勢のお客さんに球場に来てもらい、グッズを買っていただき、飲食をしてもらうことを前提としたビジネスモデル。無観客のダメージは計り知れません。利益が減れば、その分、人件費を削減するのは当然ともいえる。今年は4人ぐらいの指名に落ち着くのではないでしょうか」

 金の卵にとっては、例年よりも「狭き門」になるかもしれない、今秋のドラフト会議。だからこそ、スカウトたちにとってはいつも以上に、逸材を見極める「眼力」が問われることになりそうです。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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