巨人・スモークだけではない コロナ禍で家族が来日できず、やむなく退団を決めた外国人選手たち

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 オリックスで来日9年目を迎えるはずだったブランドン・ディクソン投手も同様の理由で退団した。NPBでは通算215試合に登板。49勝58敗34セーブ、防御率3・32とコンスタントに1軍で投げ続けた。先発だけでなく、ここ2年間はリリーフに回って抑えも務めた。

 ディクソンは今季もシーズン通して1軍でプレーすれば、FA権を取得できる可能性があった。そうなれば2022年シーズン以降は外国人選手の登録枠を外れる。日本を愛し、ファンからも愛された存在だけに、球団の構想としては二重の打撃ともいえた。

 米国に残ったディクソンは、5月末から行われた東京五輪の米大陸予選に米国代表として出場。五輪出場切符獲得に貢献した。6月18日にはカージナルスとマイナー契約を結び、プロの現場に復帰。東京五輪本大会での米国代表入りの可能性が高く、侍ジャパンの強敵として来日が叶うようなら皮肉なことこの上ない。

 米国では日本以上に家族を大切にする文化が根付いている。日本への単身赴任、という選択は有り得ないというのが彼らの原点となっている。

 来日している新外国人選手ら助っ人勢の多くは、母国に家族を残して歯を食いしばっている。だが、ウイルスによる分断が解ける気配は一向にない。今季中の家族の来日は依然として厳しい状況で、シーズンが進んだ上でも途中退団、途中帰国を主張する新たな助っ人が出てこないとも限らない。特に優勝争いや、プレーオフ進出争いから早々に脱落してしまうようなチームでは、助っ人たちもプレーするモチベーションを見失うこともあるだろう。第4、第5の離脱者がいつ生まれてもおかしくない状況と言えそうだ。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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