注目集める巨人の5番打者問題 178発オドーアでもなく、新戦力ルーキーでもない 高木豊氏があげる「キーマン」とは

タグ: , , , , , 2024/1/29

 新加入のオドーアに関しては5番にしては打率が低いことを不安材料にあげ、岡本が勝負を避けられる可能性にも言及。となれば、岡本のシーズン通してのパフォーマンスにも影響を与えかねないことを懸念した。

 また坂本といえば、チームを支える精神的支柱ともいわれ、昨年、一昨年とも故障離脱でチームを離れた際には岡本の打線においての孤立化が目立った時期もあった。それが坂本がチームに復帰して5番に入るようになると岡本も息を吹き返したことを高木氏も指摘。坂本に関しては「ホームランも打てるし、率も残せる、マルチなんだよね」と5番打者としての適性を高く評価する場面も。坂本は昨季、2019年以来の20本塁打以上となる22本塁打をマークしている。

 ほかの5番打者候補の選手としては大城卓三、ベテランの丸佳浩、梶谷隆幸の名前なども挙げながら、阿部監督が5番打者として期待するドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔(日立製作所・24)の可能性についても言及。

 走攻守3拍子そろい、パンチ力ある打撃も期待されているが、高木氏も「良ければね、可能性はあるよ」と開幕スタメンの可能性もあるとしながら、外野手にはほかにも昨年のドラフト1位、2位の浅野翔吾、萩尾匡也などの存在もいるとして、競争を勝ち抜く必要があるとした。

 一方で佐々木を起用する可能性に関しては、阿部監督自身もルーキーイヤーに当時の長嶋監督から開幕マスクと抜擢を受けたことで、「(佐々木が)将来的にジャイアンツは背負っていくなと考えたら、可能性はあるよね」とチームの主力になっていく素質を評価すれば、抜擢もありうるとした。

 昨年チーム打率(・252)、チーム本塁打(164)とも12球団トップをマークしながら、1点差のゲームを落とすなど、勝負どころで得点力をいかに高めるかは今季のチーム課題でもある。

 果たして2024年版オーダーはどうなっていくのか。まもなく始まるキャンプ、オープン戦など開幕までのチーム取り組みが注目となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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