激震のソフトバンク 屈辱終戦で異次元補強決定的 浮上する「大物選手の名前」

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 一方、意外な〝大物〟を指摘する声も球界内からあがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は16日に更新した自身のYouTubeチャンネルで巨人・中田翔内野手の去就について触れている。

 中田は今季から球団と3年契約を結ぶも、自身で契約を判断できるオプトアウトの権利も組み込まれており、FA権行使について熟考する構えを見せている。

 背景にはポジション問題もあるとされる。今年9月から坂本勇人がサードにコンバートされたことに伴い、正三塁手の岡本和真が一塁を守ることが増えた。後輩の秋広優人を含め、一塁ポジションは激戦区となっており、出場機会を求めて中田がFA宣言しても不思議ではない。

 高木氏は中田のFA権行使に関して「必要とされてフルで出たいと。そういう思いはあるだろうな。キャリアということを考えたときに」と来季が35歳シーズンとなる中田のプロ人生に理解を示した上で、「手をあげたら獲りたい球団はあると思う」と宣言した場合は獲得に乗り出す球団もあると予想。

 具体的には山川の残留が不透明となっている西武、また2年連続最下位と勝負強いバッターが求められている中日。さらに「ソフトバンクの可能性もある」とした。

 一塁は中村晃が守るが、コンバートも可能とした上で、仮に中田が加入すれば「(打線の)層も厚くなる」とチームにとってはプラスに働くと見る。右の強打者はチームにとって補強ポイントでもある。

 今季はコンディション不良などもあり、ベンチを温める時期も長かった中田だが「ずっと安定的に使われているほうが故障は少ない」と一塁手としてスタメンで出場できるチームがあれば、パフォーマンスの上昇にもつながると見る。

 今季は92試合に出場し、打率・255、15本塁打、37打点。ただ9月に再昇格した際には、広いバンテリンドームで2打席連続弾を放つなど、衰えぬパワーを示したシーンもあった。

 今や巨人の「大将」として後輩からも人望を集める強打者が来季はどのユニホームを着ているのか。今後も注目の存在となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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