阿部巨人、橋上作戦戦略コーチをスコアラー登録の"二刀流起用"その「狙い」とは?コーチ陣の柔軟な配置も強みに

橋上コーチは11年ぶりに巨人復帰となった(C)産経新聞社
日本野球機構(NPB)は4日、今季から巨人に再び復帰した橋上秀樹作戦戦略コーチに関して「作戦戦略コーチ兼スコアラー」になるという異動を公示した。
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同コーチはヤクルトを皮切りに日本ハム、阪神でもプレー。現役引退後は楽天で野村克也監督の下でヘッドコーチを務めるなど研鑽を積み、巨人でも12~14年シーズンに戦略コーチ、打撃コーチを務め、侍ジャパンでも戦略コーチを担当。その後、西武、ヤクルトでもコーチを務め、巨人には11年ぶりの復帰となった。「ノムラの考え」を知り、昨季まで独立リーグ、アルビレックス新潟の監督を務めるなど広い視野でチームを戦う集団に高めていくことが期待されている。
昨季のチームでは守り勝つ野球を掲げ、ディフェンス面では先発、救援陣ともに大幅に防御率が改善、リーグ優勝につながる要因となった。
一方で得点力の低さは課題となった。完封負けも多く、本塁打も10本以上をマークしたのは主砲の岡本和真と丸佳浩のみという低迷ぶりだった。
新たに合流した橋上コーチは阿部監督の現役時代に打撃に関して、「見逃しOK」の大胆な指示で選球眼を磨き、出塁率を高めるなど、主砲を蘇らせたことでも知られる。
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