「証拠がないのに…」水原氏騒動  関与疑惑を向けた大谷に米司会者が”懺悔謝罪” 「ピート・ローズと同じ文章の中で言い続けた」

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大谷は野球に専念する構えを鮮明にしている(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平の元通訳・水原一平容疑者が、銀行詐欺罪で訴追された事件では未だに様々な余波が起きている。

 今回の事件では大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)もの多額資金を不正送金したとされている。また当初は水原氏が米『ESPN』の取材に「大谷が借金肩代わりを承諾した」「彼自身がパソコンを操作して送金した」という発言もあり、米メディアの間では、一時は大谷自身が賭博に関わっていたのではないかという意見も噴出するなど、大騒動となった。

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 同時期には米メジャーで通算4256安打の最多安打記録を持ちながら、野球賭博への関与で永久追放処分を受けたピート・ローズ氏が「俺にも70、80年代に通訳がいれば無罪だった」と大谷を皮肉る発言を行うなど、物議をかもしたこともあった。 

 そんな中、現地時間4月11日、米ロサンゼルスの連邦当局は大谷翔平の銀行口座を不正に利用し、違法賭博のブックメーカーに対して1600万ドル(約24億5000万円)分の負債返済を行っていたとして、銀行詐欺の罪で訴追した。 

 翌12日に水原容疑者はカリフォルニア州の連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約382万5000)での保釈が認められたが、パスポート返納、大谷との接触禁止、ギャンブル依存症などの治療義務が命じられた。 
 
 そしてこのたび公開された全37ページの訴状の中には違法賭博の胴元との詳細なやり取りも明らかになった。胴元に向けて同容疑者が信用枠を上げてもらうことを意味する「バンプ」を多用していることも判明。深刻なギャンブル依存症であったことも赤裸々になった。捜査当局も大谷を「完全な被害者」と”身の潔白”を主張、この流れを受けて、米メディアの見方も変わりつつあるようだ。

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