「なぜ誰も気づかない?」選手交代で12人がピッチに! 韓国Kリーグの珍事に母国紙も嘆き「審判が招いた寸劇」

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ACLにも参戦している浦項。彼らが国内リーグで起こした珍事が物議を醸している。(C)Getty Images

 韓国サッカー界で起きた前代未聞のハプニングが話題となっている。事の発端となったのは、現地10月28日に行われたKリーグ第35節の浦項スティーラーズ対全北現代の試合だ。

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 一進一退の攻防が続いていた26分の出来事だった。浦項はDFのキム・ヨンファンが負傷によりグラウンド外で治療を受ける間に選手交代を決断。同じくDFのシン・グァンフンを投入。しかし、伝達ミスのせいか、審判が掲げたボードには、キム・ヨンファンの背番号3ではなく、キム・インソンの背番号7が表示される。

 ここからがなんともお粗末なのだが、ベンチから送り出されたシン・グァンフンも含め、誰も交代の異変に気付かずに試合は再開。なぜか、浦項側には12人の選手がピッチ上に立った状態で、約6分間にわたってプレーし続けたのである。

 最終的に32分が過ぎたタイミングで審判団がプレーヤーの多さを把握。両軍に事情を説明すると、焦った浦項ベンチは、改めてキム・インソンとシン・グァンフンの交代を指示した。

 最終的に試合は1-1で終了。勝ち点1を分け合う結果となった。ただ、選手交代の認識を誤った浦項に対して、全北現代はKリーグの競技規定違反として、異議申し立てを行う意向を示唆。韓国サッカー連盟による審査の結果次第では、没収試合となり、結果も0-3になる可能性があるという。

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