ド軍のメリットは? 打率1割台と悩める元有望株の大型トレード獲得説が残るワケ「エドマンの起用法にさらなる柔軟性が出る」

ホワイトソックスで大不振に陥っているロバートJr.。(C)Getty Images
ワールドシリーズ連覇を目論むドジャースにとって、獲得となれば、“起爆剤”となるのは間違いない。目下、巷でトレード補強が囁かれるルイス・ロバートJr.だ。
米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者がすっぱ抜いた情報によれば、ドジャースは、元トッププロスペクトの外野手のジェームズ・アウトマンと複数枚の有望株を“元手”に、ホワイトソックスの主砲ロバートJr.の獲得を昨オフから模索していたという。
現在27歳のロバートJr.は、23年にシーズン38本塁打、OPS.857を叩き出したスラッガー。守備面でもルーキーイヤーの20年に中堅手でゴールデングラブ賞を手にしたポテンシャルはある。今季はここまで打率.148、1本塁打、OPS.464と絶不調に陥っているものの、「とにかく才能はすごい。ものすごく一生懸命に練習をする」(ホワイトソックスのウィル・ヴェナブル監督談)、「確かに技術は一流」(米スポーツ専門局『ESPN』)と業界内の評価は高い。比較的に外野手の層が薄いドジャースにとって、テコ入れという面でも重要な補強となる。
ただ、昨季も打率.224、14本塁打、OPS.657と精彩を欠いたこともあって、一部ではトレードを疑問視する声も噴出。現在マイナーで調整中のアウトマン売却の是非を問う声も小さくない。
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