世界6階級を知るドネアが語った井上尚弥の“近未来” フェザーでの可能性は?「困難に直面すると思う。でもパワーを発揮する」

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井上の強さを知るドネアが、その可能性を論じた。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

日本とは異なる「ラスベガスの難しさ」

 ボクシング大国のレジェンドが、「世界最強」と称される“モンスター”のさらなる快進撃を予測した。

 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、4月27日に米興行大手『Top Rank』の公式YouTubeチャンネルで公開された動画に出演。5月4日に米ラスベガスで防衛戦を控えるスーパーバンタム級の4団体統一王者である井上尚弥(大橋)の近未来を見通した。

【動画】わずか264秒の圧勝劇!井上尚弥が渾身の左フックでドネアを沈めた衝撃KOシーン

 井上にとって次戦は世界的な声価を確固たるものとする上で重要な一戦となる。WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)を相手にした戦いの舞台は、業界屈指のビッグマッチが組まれるメキシコの記念日「シンコ・デ・マヨ」の一週間にあたる日付のラスベガス。すでに米スポーツ専門局『ESPN』での生中継も決定するなど否が応でも関心が高まる中で、日本からやってくる怪物には単なる勝利ではなく、圧倒して勝つことが求められる。

 そんな井上の挑戦に「彼はずっとラスベガスで戦うことを望んでいた」と言葉を寄せたドネアは、自身も5度戦った経験がある檜舞台での“戦い方”を指南する。

「ラスベガスはすべてが壮大でそこでの戦いにはエネルギーがいる。雰囲気も違うし、ファンは時に残酷にもなる。相手を倒しにいく努力を十分にしていないとブーイングされるからね」

 井上にもラスベガスでの戦闘経験がないわけではない。しかし、4年前に実施した2試合はいずれも新型コロナ禍での無観客試合。本人も「ラスベガスで試合をするには精神的な部分も大事になる」と語るように、まさに心身の強さが問われる舞台である。

 ボクシング界で強い関心が集まる舞台での試合について「ラスベガスではみんなに期待されることでさらにプレッシャーがかかる。他の都市とはわけが違う」と論じるドネア。だが、過去2度も井上と拳を交わし、その力を知る42歳は、こう続けている。

「イノウエは私と似ていて困難に直面しても立ち向かう姿勢を持っている。彼はここで相手を破滅させるために全力を尽くすつもりだよ。彼には、どの瞬間であろうとノックアウトを狙うメンタルがある」

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