井上尚弥は「衰えたわけではない」 元世界2階級制覇王者が“衝撃ダウン”に持論「調整ぶりも印象的。臆病になったわけではなかった」

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ダウンを喫してから怒涛の巻き返しを見せて勝ち切った井上。(C)Getty Images

 世界が「モンスター」と評する男の行く末に興味をかきたてられる激闘だった。

 現地時間5月4日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、米ネバダ州ラスベガスで行われたWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦で8回45秒TKO勝利。自身のプロ通算戦績を30戦無敗に伸ばすとともに、世界戦における通算KO勝利数を世界最高の23とした。

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 カルデナスの粘りを前に井上は苦戦した。2回にはカウンターの左フックを食らって、プロキャリア通算2度目のダウンを喫し、やや劣勢となった。それでも最終的に地力の違いを見せつけた王者は挑戦者を圧倒。7回にダウンを奪い返し、続く8回に猛攻を仕掛けてレフェリーが試合を止めた。

 終わってみれば、貫禄の防衛劇だった。しかし、出鼻をくじかれたプロ2度目のダウンを巡っては、さまざまな意見が噴出。Xでは井上を揶揄するシビアな声も目立った。

 ただ、そうした世間の逆風に反論があるのも事実だ。米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』で「カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォードよりも、ナオヤ・イノウエvsラモン・カルデナスのような試合をもっと見たい」と銘打ったコラムを投じたのは、元世界2階級制覇王者のポール・マリナッジ氏だ。

 以前から井上を「十分に偉大」と高く評価してきた往年の名手は、見どころ満載だった井上とカルデナスの攻防について「全力を尽くすことで得たチャンスを活かす術を心得ていた。彼らはただ金を稼ぐためだけに出場しているのではないことを示していた」と称賛した。

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