【リーグ戦再開展望】新庄ハムが台風の目となるか パ「3強3弱」は面白み半減…抜け出す球団は?

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 「3弱」から抜け出す筆頭候補は4位日本ハム新庄剛志監督が投手力を中心に白星を積み上げ、最大9あった借金を4 まで減らした。防御率2.75は両リーグトップの数字。先発投手陣ではエース・上沢直之がリーグトップの6勝、またシーズン途中に先発へと転向したサブマリン右腕の鈴木健矢、北山亘基などの奮闘も光っており、まだまだミスも多く発展途上だが、経験を積んだ若手が勢いに乗れば、台風の目になる可能性も秘めている。6差ある3位ロッテとのリーグ再開カードが、上位浮上への試金石となりそうだ。

 投打がかみ合わない5位楽天は交流戦で持ち直した、かに見えた。残り2試合で逆転優勝の可能性があり、連勝して、なおかつ30得点以上が条件だったが、20日のヤクルト戦(神宮)に0-13で大敗。当たりが戻りつつあった打線はわずか2安打。低迷から浮上するきっかけとなりそうな一戦で力を発揮できず、なかなかチームが勢いづかない。ベテラン頼みの体質は変わらないだけに、消耗する夏場を迎えてどれだけ踏ん張れるか。

 最下位の西武は借金13を背負い、苦戦をしいられている。3、4月に勝ち越したが、女性への強制性交容疑で書類送検された5月の「山川問題」から急失速。深刻な得点力不足に陥った。投手がいくら踏ん張っても、点が取れなくては勝てない。若手野手の台頭も少しずつ見えはじめたが、借金2ケタからでは、どんなに追い上げても勝率5割目標が現実ラインだろう。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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