打撃が得意な投手は誰?過去には規格外の成績を残したレジェンドも…

タグ: , , 2020/10/7

 巨人のエース菅野から開幕戦アーチをかけた阪神西は、昨年の打率も2割超え。打力があるだけに、オリックスからDH制のないセ・リーグにFA移籍したのは大正解だろう。19年の投手の平均打率は.103。打撃が得意な投手の一方で、阪神青柳のようにシーズン無安打の投手も珍しくない。

 パ・リーグはデータが少ないが、アマ時代に打撃センスでも注目されていた投手は多い。西武松坂大輔は、全国制覇した横浜高校時代の同期4人がプロ入りしたが、そのなかで4番を任されていた打力の持ち主。日米ともにDH制のあるリーグを中心に所属したのは惜しいが、それでもプロで通算.167(42打数7安打、1本塁打)、メジャーリーグで.189(37打数7安打)とまずまずの成績を残している。

 打席で目立った投手は、最近ではDeNAウィーランド。17年シーズンに3本塁打、11打点、打率.229(48打数11安打)と活躍。打力が買われ、翌18年8月3日広島戦(横浜)では、なんと野手の嶺井への代打で出場。四球を選んでつなぎ、サヨナラ勝ちに貢献した。

 打てる投手の代表格といえば、桑田真澄。PL学園時代に甲子園で6本塁打。巨人時代も通算.216(890打数192安打)7本塁打をマークした。同じ巨人の堀内恒夫は自らノーヒットノーランを記録した試合で、3打席連続本塁打を放つ伝説を残している。

 往年の大投手は、バットでも規格外だった。歴代最多400勝を挙げた金田正一(国鉄、巨人)は通算38本塁打。350勝投手の米田哲也(阪急、阪神、近鉄)は通算33本塁打。310勝投手の別所毅彦(南海、巨人)は通算打率.251、35本塁打、通算500安打をマークしている。

 「二刀流」でメジャーを席巻している日本の宝、エンゼルス大谷翔平は別格すぎる存在だが、もともと打撃のいい投手は多い。近年、プロでは投球に影響を与えないため、投手が打席に立っても「あえて打たない」ケースが見受けられたが、今季は試合数が少ない特別なシーズン。落とせない試合が続くだけに、投手の打席にも注目してみたい。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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