「我々は過保護に守ろうとした」ド軍指揮官が告白 悩んだ佐々木朗希の成長過程 ようやくの劇的改善で見えてきた“本物のエース”と呼ばれる日

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このフィリーズ戦では6回途中でマウンドを降りた佐々木(C)Getty Images

 自軍ベンチで弾けた笑顔が、自信を裏付けた。

 現地時間5月30日、ドジャースの佐々木朗希は、本拠地でのフィリーズ戦に先発登板し、6回1/3(84球)を投げ、被安打3、1失点、7奪三振と快投。4回にアレク・ボームに98.9マイル(約159.1キロ)の4シームを捉えられてソロ本塁打を被弾したが、目立った失投は、その一球のみ。球界屈指の重量打線を相手に支配的なパフォーマンスを披露した。

【動画】佐々木朗希、フィリーズ打線を直球と変化球で三振を奪うシーン

 冴えたのは、ロッテ時代から異彩を放ってきた真っすぐだ。防御率15.58、被OPS1.043と苦しんだオープン戦で「最悪クラス」とも断じられた4シームだったが、フィジカルトレーナーのトラビス・スミス氏とマンツーマンでトレーニングを重ね、バルクアップを図った効果も手伝って、ここにきて質が劇的に改善してきている。

 このフィリーズ戦では、数字も明らかに改善された。全84球のうち38球を投じた4シームの平均球速は、これまでから1.5マイル(約2.4キロ)もアップする98.5マイル(約158.5キロ)を計測。さらに最速も100.4マイル(約161.5キロ)をマークした。

 さらにスピンレートも平均2298回転と、いわゆる“垂れないボール”となった。真っすぐで力勝負ができるようになり、課題だった第2、第3の変化球も活きた。実際、佐々木が奪った18の空振りのうち、50%はスライダーで記録したものだった。

 まだまだ課題はある。それでもようやくメジャーリーグで、複数イニングに渡って本来の力勝負ができるようになったのは、大きな進歩だと言えよう。実際、間近で佐々木の成長を目にしてきたデーブ・ロバーツ監督は、米スポーツ専門局『Sports Net LA』の取材に対して「何よりマウンド上での立ち姿や存在感が一変したね。ロウキには自分を疑うような不安げな表情は一切見られなかった。今日あったのは、本物の自信だけだ」と疑うことなく、怪物を称えた。

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