なぜ今季の投手・大谷は打たれないのか? 対峙して「超一流」と脱帽したMLB戦士が証言した防御率0.73の歴史的活躍の「理由」
この日は打っても右中間に特大の一発を放った大谷(C)Getty Images
「ああいう投手からヒットを打つってのは、本当に難しい」
では、歴史的な投球を続ける今季の「投手・大谷」は、打席で目の当たりにしているライバルたちの目にはどう映っているのか。
パドレスの主砲ザンダー・ボガーツは、20日の試合後に「結局はメジャーリーグでああいう投手からヒットを打つってのは、本当に難しいんだよ。本当に……」と吐露。その上で対峙した偉才をどう見ていたのかを告白している。
「まぁ、結局は5回を無失点に抑えられたわけだ。そりゃあもう脱帽するしかない。今日は5回裏のダブルプレーが彼(大谷)にとって大きくなったと思う。本当にね。あの時、オオタニの球数はかなり増えていたし、タティスが打った打球も間違いなく打球速度100マイルを超えていたけれど、不運にもベッツの正面を突いてしまった。オオタニのような一線級の投手を相手にする時は、ああいう場面、あの一瞬のチャンスを何が何でもモノにするしかないんだ」
さらに「実際はどうか分からないけど、僕の目から見て、今日のオオタニが明らかな失投を投げた記憶はほとんどない」と漏らした33歳の名手は、こうも続けている。
「今日のオオタニはストライクゾーンの際どい隅への投げ分けを本当に素晴らしく使っていた。いくつかのイニングではコントロールに苦しんでいるようにも見えたけれど、やっぱり、『超一流』と呼ばれる偉大な投手たちは、本調子でなくても最終的に抑える方法を必ず見つけ出すんだ。今夜の彼はまさになんとかできる道筋を俺たちから見出したんだ。俺たちはその牙城を崩せなかった。ただそれだけのことさ」
ライバルが「超一流」と認める大谷だが、規定投球回には1イニング足りていない。それでもサイ・ヤング賞の筆頭候補に推され続ける現状は、いやはや脱帽するしかない。
果たして、最終的にどこまでの数字を残すのか。投打二刀流でレギュラーシーズンを完走できるかどうかも含めて興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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