大谷翔平の“異能さ”が詰まった内野安打 速すぎる脚力に米データ社も驚嘆「馬鹿げたありえないことだ」

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快足を見せつけた大谷。当たりは鈍かっただけに本人は満足していないだろうが、彼が放った2本の内野安打には賛辞が集まった。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)の“異能さ”を物語る2安打だった。

 現地時間8月16日に敵地で行なわれたレンジャーズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は、「2番・指名打者」で先発出場。初回に42号ソロホームランをマークすると、さらに2本の内野安打を記録。7月17日のヤンキース戦以来となる猛打賞でチームの連敗ストップに貢献した。

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 初回に完全なるボール球を打ち砕き、3戦ぶりのホームランを放った大谷。飛距離437フィート(約133.1メートル)という規格外の一打は敵地のファンをも大いに沸かせた。そんな彼の身体能力の高さは続く2打席でも現れた。

 3回の第3打席に相手先発のジョン・グレイとふたたび対峙した大谷はカウント1-2から外角高めのボールゾーンへ投じられた96.9マイル(約155.9キロ)の4シームを逆方向へはじき返す。サードゴロとなるような打球となったが、やや深めに守っていた三塁手が処理をする間に大谷は全力疾走で一塁を駆け抜け、内野安打とした。

 5回の第4打席はレフトフライと凡退して迎えた8回の第5打席でも大谷は三度見せる。

 相手の剛腕クローザーであるアロルディス・チャップマンと対峙した大谷は、カウント1-2から内角低めに投じられた103.1マイル(約165.9キロ)のシンカーに詰まらされ、ショートへの内野ゴロを打たされる。おそらくバッテリーが「してやったり」と感じたであろう刹那、大谷は快足を飛ばす。そして相手遊撃手コーリー・シーガーが、逆シングルで捌く間に一塁ベースを駆け抜け、セーフとしたのだ。

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