低空飛行続く原巨人で奮起が求められている「ベテランの名前」

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今季からチームと3年契約を結んだ中田(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は2日の阪神戦(東京ドーム)に延長12回の末に2-2で引き分けた。注目を集めた阪神との3連戦は1勝1敗1分けながら、計4得点と貧打も課題となった。

 3連戦初戦は2得点、2戦目は完封負けを喫していたチーム。何とかやり返したい3戦目、出だしは今季初めて1番起用したルイス・ブリンソンが初球先頭打者アーチを放つなど、幸先の良い立ち上がりとなった。

【動画】延長12回二死一、二塁に代打で送られた中田は空振り三振に倒れ、悔しそうな表情を見せた





 1点勝ち越された4回にも3番に入った秋広優人が約1か月ぶりとなる5号ソロを放ち追いつくなど、一進一退の攻防をくり広げた。

 守っては守護神の大勢がコンディション不良で抹消となる非常事態に、同点の9回から出た左腕・中川皓太が回またぎとなる10回を含め、2イニングを完全に抑えるパーフェクトピッチングを披露。この日はほかのリリーフ陣も奮闘、「大勢不在」をブルペン全員で乗り越えようとする強い意思を感じた試合ともなった。

 一方で寂しさが感じられたのは打線の内容にもある。前日は完封負け、この日も追加点が欲しい7回以降にダメ押しができず、原監督もこの内容には「やっぱりタイガースの投手陣を相変わらずなかなか打てない」と嘆き節。初戦の西純矢、2戦目の左腕・伊藤将司、そしてこの日の才木浩人と12球団屈指のピッチングスタッフをそろえるといわれる阪神投手陣を打ち崩せなかったことに厳しい目を向けた。

 奮起が求められているのは、ベテラン勢にもある。2-2の延長12回二死一、二塁の場面で代打出場となった中田翔は相手左腕、岩崎優の前に空振り三振に倒れた。

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