元PRIDEファイター、『ジョシカク』不要論を一蹴!浜崎vs浅倉戦で見えた女子格闘技の意地

タグ: , , , , 2021/3/23

一方、惜しくも敗れた浅倉選手に関しては、

「浅倉選手もものすごいプレッシャーがあったと思います。『ジョシカク』を担う若手として、RIZINを盛り上げていかないといけない、そのためには勝たないといけないという気持ちは強かったと思います。そんな中で、王者・浜崎選手に付け入るスキがあるとすれば、強すぎて最近はフルラウンド戦ってきていないというところ。一方の浅倉選手はフルラウンドを戦い抜いて勝ち星を重ねてきました。最後まで戦い抜くという精神力、体力って凄まじいです。浅倉選手としては、フルラウンドの殴り合いに持ち込んで勝つということを想定していたんじゃないですかね。ただ、浜崎選手のパンチの精度がより上がっていました。そのパンチでラッシュかけているので、普通の選手なら押し切られて終わっていたと思うんですが、浅倉選手はタックルでひっくり返しましたね。あれは本当にすごいです。追い込まれた状況からひっくり返すのは、技術はもちろんですが、培ってきた練習量と覚悟の賜物。技術を凌駕する心の強さですね。どんなテにクニックを持っていても、心の強さがないと土壇場で追い込まれた状態でひっくり返すことはできないですから」

大山峻護さん

『ジョシカク』不要論か、待望論か、大山さんの見解は?

「素晴らしいタイトルマッチだったと思います!女子格闘技の明るい未来を感じましたね。浅倉選手の伸び代はまだまだ無限大なので、世界の浅倉カンナになっていくんじゃないですかね。フルラウンド戦って勝ち切った浜崎選手の実力は世界レベルですし、まだまだ大きな壁であってほしいです。その大きな壁を越えていこうとする選手が増えるほど、『ジョシカク』は更に発展していくと思いますし、こういった試合を見てもらって、『ジョシカク』おもしろいなって思ってもらいたいです。二人の試合から、格闘技のおもしろさ、心が強くあることの強さ凄さを教えてもらいましたね」





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。ビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版。

大山峻護さんInstagram
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「科学的に証明された 心が強くなる ストレッチ」
ファイトネス
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