ぜひ一度、ご覧あれ――J3で“絶好調”のアタッキングフットボール 栃木シティが提供する「娯楽性」

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栃木シティの選手の質の高さはJ3屈指だ©︎TOCHIGI CITY

 ロングボール、空中戦、マンツーマンプレス、セットプレー。

 堅い試合が多く『パワートレンド』が継続中のJ1だが、驚くべきトピックスは、横浜F・マリノスが最下位に沈んでいることだ。今季は守備、決まり事、バランス重視でペースを落とした戦い方になったものの、結果は出ず、スティーブ・ホーランド監督は解任された。

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 クラブ側は「アタッキングフットボールの進化」を掲げたが、現場でやったことは放棄に近く、まさに迷走中だ。昨年末の西野努SD就任会見では、メディアから「アタッキングフットボールとは何ですか?」と抽象的な概念について問われ、同様のギモンは昨今のSNSでもよく見かける。「そもそもアタッキングフットボールって何よ?」「なんだっけ?」「よくわからん!」と。

 ただ、手堅くリスクオフのJ1で、その答えを探すのは大変ではなかろうか。むしろ反対側のチームばかり。

 そんなあなたに――。

 栃木シティはアタッキングフットボールって伝えなきゃ♫
 えっほえっほえっほえっほ

 まずは「サッカー用語モリモリの記事なんて読みたくない!」という人へ。今すぐこの記事を閉じ、DAZNでJ3・栃木シティの試合を見ることをオススメしたい。それが、アタッキングフットボールである。Q.E.D. 百聞は一見にしかず。

 一方でもっと言葉を付け加えるならば、栃木シティが実践するアタッキングフットボールとは、インテンシティ上げ上げのハイプレス&前進サッカーである。今季はJFLからの昇格組ながら、10節を終えて2位につけ、得点数もトップタイの17ゴールを挙げた。超攻撃的パフォーマンスでJ3の台風の目になっている。

 チームを指揮するのは今矢直城監督だ。横浜FMを「アタッキングフットボール」に覚醒させた張本人、アンジェ・ポステコグルーの下で、2018年に通訳を務めた人物である。原典を知る氏が、栃木シティのアタッキングフットボールを指揮し、関東リーグ、JFL、J3へと導いてきた。

 採用するシステムは、攻守共に4-3-3だ。両ウイングの田中パウロ淳一、鈴木国友(鈴木隆雅)は守備時に高いポジションを保ち、3トップが外切りでハイプレスを仕掛ける。そして苦し紛れに出させた縦パスを、MF関野元弥、土佐陸翼、宇都木峻(岡庭裕貴)が奪い取ってショートカウンターへ。空中に蹴ってきたら、CBマテイ・ヨニッチ(カルロス・エドゥアルド)、佐藤喜生らが跳ね返し、こぼれ球を拾ってミドルカウンター。ボールを失ったら、すぐに高い位置で奪い返し、ショートカウンターへ。絶え間なくプレッシングを行い、絶え間なく相手ゴールへ向かう。相手の息を奪うほどアタッキングなサッカーだ。

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