ライト級ポワリエとUFC最強の問題児マクレガーが因縁のリマッチ!髙阪剛が『UFC264』の見どころを語る

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――敗れたマクレガーも、実は以前よりトータルで強くなっていたけれど、その死角がカーフキックだったわけですね。
「そうですね。だからマクレガーサイドからしたら、ケージレスリングの攻防でもほぼ主導権を握っていたし、1ラウンドはパンチもかなり当てていたので、思い通りの展開ができていたはずなんですよ。だからこそ、カーフを効かされた時、『まさか』『こう来たか!』っていう思いがあったでしょうね。」

――そうなると今回は、カーフキック対策をしっかりとやってきたマクレガー相手に、ポワリエがどんな戦略を練ってくるかがポイントになりそうです。
「今回も戦略が非常に重要な試合になると思います。マクレガーは敗れているので、まず前回と同じテツは踏まないということを徹底するのは当然。それにプラスアルファ、余計なことをあまり考えず勝つためのものを乗せていく、という正しい手順を踏めるか。
一方、ポワリエの方は作戦が的中して勝った方なので、今度は相手がカーフ対策をやってくることを前提に、新たな勝つための戦略を練らなきゃいけない。」

――前回はカーフキックという切り札を隠し持っていたわけですが、今回はおそらく、それが通用しなくなるからですね。
「だから、前回勝ったポワリエの方が、今回は難しい戦いを強いられる気がしますね。マクレガーは前回、カーフの対策をしていなかったことで敗れましたけど、『たら・れば』の話で言えば、カーフキックという戦略をポワリエが持っていなかったとしたら、下手したら早いラウンドでマクレガーが勝っていたんじゃないかと思うんですよ。それぐらい状態が良かったので。」

――打撃が強いのはもちろん、パワーもアップしていたし、テイクダウンディフェンスも向上していたわけですからね。
「そしてポワリエは実際に試合をした当人なので、マクレガーのあの打撃を当てる感覚や、伸びてくる左ストレート、パンチの種類、コンビネーションの使い分けなど、あれを全面的にやられたらキツいなと絶対に思っているはずなので。今回、そのマクレガーを倒すために何を持ってくるかですよね。」

——名参謀マイク・ブラウンにさらなる秘策があるのかどうか。
「そうですね。マイク・ブラウンをはじめとしたATT(アメリカン・トップチーム)軍団が、今度はどんな戦略を練ってくるか。そこが非常に楽しみだし、いったいどんな展開になるのか予想がつかないところが、興味深いですね。」

――3度目の対戦にして、いちばん展開が読めないという。
「こういう試合も珍しいですよ。また両者にとって、今後を大きく左右する大事な試合ですしね。ポワリエが、マクレガーを2度も破ったとなれば、それは最強のチャレンジャーとして、ライト級王者のシャールズ・オリヴェイラに挑戦することになるだろうし。マクレガーが、ここでポワリエに完勝したら、もう達人の域に達するんじゃないかと思います。タイトルマッチではないのに、ラスベガスのビッグマッチのメインイベントを飾るにふさわしい試合と言えるでしょうね。」

(取材/文・堀江ガンツ)





◆◆◆WOWOW『UFC -究極格闘技-』放送・配信スケジュール◆◆◆
『生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC264 in ラスベガス ダスティン・ポワリエVSコナー・マクレガーIII』

7/11(日)午前11:00[WOWOWライブ]※生中継
(WOWOWオンデマンドで同時配信)

7/16(金)よる10:00[WOWOWライブ]※リピート
(WOWOWオンデマンドで同時配信)

【対戦カード】
ライト級/ダスティン・ポワリエvsコナー・マクレガー

【出演】
ゲスト:小園凌央(俳優)
解説:髙坂剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一
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