【7人制ラグビー】「人生最大の挫折」を経て五輪代表入りの藤田慶和「やっとスタートラインに立てた」

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 東京五輪7人制男子ラグビー日本代表選手が20日、日本ラグビーフットボール協会より発表された。

厳しい合宿や試合を経て勝ち残った12人が代表に内定。中でも今回の代表内定を並々ならぬ思いで噛み締めている選手の1人が、藤田慶和(パナソニック ワイルドナイツ所属)だ。

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セブンズ代表候補・藤田慶和が抱く五輪への思い「セブンズを文化として根付かせたい」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yoshikazufujita-tokyo-olympics/



会見後、現在の心境を自身のYouTubeチャンネルで語った藤田は、

「率直な気持ちとしてはすごく嬉しいですし、これまでの道のりが険しかっただけに、一つステップアップをして、やっとスタートラインに立てたなという気持ちです。
このスタートラインに立てたのも、沢山の方々の支えや、応援があったからこそ、ここまでこれたと思っています。まずお礼を言いたいです。ありがとうございます」

と、嬉しさと感謝の気持ちをあらわに。

藤田にとって今回の選出は、悲願だった。前回大会のリオ五輪では、最後の最後に代表入りを逃しバックアップメンバーに。5年越しの五輪代表が内定した今、藤田はこう胸の内を明かした。

「リオ五輪は、最後の最後でバックアップメンバーとなり、凄く悔しい思いをして、自分の中では人生最大の挫折じゃないかなと思うくらい悔しいものでした。この借りは必ず東京五輪で返す!と自分の中で目標を立てて、この5年間頑張ってきました。苦しいことも楽しいことも、辛いことも色々なことがこの5年間ありましたが、やっとスタートラインに立てたことは、すごく嬉しいと思っています」





今回12名が代表内定した一方で、惜しくも代表入りを逃した選手、さらには開催延期によって、引退を余儀なくされた選手がいることも事実だ。自身もこの悔しさを経験した藤田は、彼らへの思いも含め、こう決意を語る。

「これからは、今まで以上に責任があると思います。これまで一緒に戦ってきた仲間、代表12名に入れなかった選手、そして、色々な事情で東京五輪を諦めざるを得なかった選手が沢山います。その選手たちのためにも、しっかりと責任を果たし、最後の最後まで戦い抜きたいと思います。東京五輪の試合まで約40日ですが、この40日は凄く特別なものになると思っています。最高の景色をセブンズ日本代表全員で見るために、最高の準備をこれからチーム一丸となってやっていきたいです。そして最高のニュースを日本の皆さんに届けたいなと思います」

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