指揮官が脱帽した191キロ超えの“弾丸飛球”がカギに 前哨戦5タコだった大谷翔平はなぜ開幕戦で活躍できたのか?

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 惜しくも本塁打とはならなかったが、打球速度は119.2マイル(約191.8キロ)の自己最速。この「憧れの存在だった」というダルビッシュに対して見せた会心のスイングが、硬さを解いた。直後には112.3マイル(約180.7キロ)の弾丸ライナーとなる強烈な右前打を放ち、移籍後初ヒットを記録。チームが5-2と逆転に成功した8回には、1死一、二塁の好機で左前適時打を放ち、移籍後初打点もマークした。

 出色のパフォーマンスを見せた大谷を指揮官も称える。地元局『LA Sports Net』が報じた試合後の会見でデーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイにとっては全体的に良い夜だった」と分析。そして、あと一歩で特大ホームランとなる打球を生み出した凄まじいスイングを、こう振り返っている。

「バッターってものは時として、たったひとつのスイングがキッカケで感覚を取り戻したりするものだ。今日の試合中にショウヘイが見せたあのファウルはとても良いスイングだったし、それがその後のヒットに繋がったと思う」

 鮮烈なインパクトを残したソウルでの“デビュー戦”は、感覚を取り戻したであろう明日以降の試合が楽しみになる内容だった。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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