羽生結弦が「エンタメで勝利した凄味」とは 2・26東京ドームは新たな伝説の幕開け

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(C)Getty Images

 2月26日、東京ドーム。羽生結弦さんの華麗なる極上のエンターテインメントを見つめながら、昨年7月19日の記者会見での言葉を思いだした人も、多いのではないでしょうか。

 あの日の未明、一部スポーツ紙が「羽生引退」と報じて迎えた会見で、羽生は競技生活を終えてプロフィギュアスケーターに転身することを表明し、「引退」との報道にこう語ったのでした。

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「実際、甲子園の選手が野球をがんばっていて、甲子園で優勝しました。プロになりました。それは引退なのかなと言われたら、そんなことないじゃないですか」

 そう。「引退」どころではない。「成長」であり「進化」。五輪においてメダルの色は3つしかないけれど、東京ドームで観客が見たのは、羽生さんが表現する万華鏡のような多彩さであり、感動の境地でした。

 音楽部門を統括したのは、あの武部聡志氏です。終演後、ツイッターにこう投稿しました。

「羽生結弦『GIFT』東京ドーム公演が無事に終わった。今日の公演を成功させるために日夜練習を積み重ねてきた彼に最大限の賛辞と敬意を送りたい。1夜限り東京ドームに張られた氷上をたった1人で滑り切る体力、気力。そして渾身の滑りに胸が震え、ピアノを弾きながら涙が溢れた」

 ユーミン、吉田拓郎を始めとする大物ミュージシャンのコンサートを成功に導いてきた大御所が、「ピアノを弾きながら涙が溢れた」とつづってしまう羽生さんの凄味。それはそもそも「競技会」という枠の中で収まるものではなかった。表現の可能性を拡げる上でも、プロ化は必然でした。「2・26」はあの日の決断が正しかったと証明した一日だったとも言えるでしょう。

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