「打線が活性化しないとどうしようもない」阪神に3連敗となった巨人浮上の条件は?近鉄OB佐野慈紀氏の考察「もっと感情をむき出しにし、アグレッシブに戦ってほしい」
カード初戦ではスペンサー・ハワードから早い段階で西館勇陽にスイッチ、さらに2戦目には田中将大の起用といった工夫についても「ポジティブに言えば勝負をかけにいった采配。ここで3連敗しなければチャンスが繋がると最善の策を練ったのだろうが、いかんせんチームとしてうまく振るわなかった。先制点すら取れず、3戦目の丸の場面でちょっと意地を示したが、勢いよく押したわけではない。阪神とすればマークする打者がダルベックだけになれば、相手は当然抑えやすくなる。完全にタイガースに対策を読まれている」とバッサリ。
阪神キラーとされたボビー・ダルベックもこの3連戦ではしっかり封じられたとあって、なかなか打つ手もなかったとした。
ただ戦いは今後も続く。クライマックスシリーズ(CS)で一矢報いるためにも、佐野氏は選手たちの姿勢にハッパをかける。
「打線が活性化しないとどうしようもない。いい意味でカツを入れるしかない。若い選手の割には、マウンド上も含めてちょっと大人しすぎる印象を受ける。もっと感情をむき出しにし、アグレッシブに戦ってほしい」と提言した。
首位追撃から一転、厳しい状況に追い込まれた巨人が、ここからどのような反発力を見せるのか。残り24試合、チームの底力を期待したいところだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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