【医師に相談】ヘルニアの腰痛ひどくて仕事を辞めようか悩んでいます・・・

タグ: , 2023/12/27

医師からの回答

椎間板ヘルニアと慢性の腰痛で、仕事に支障をきたし日々つらい思いをされていると思います。

椎間板ヘルニアですが、痛みの原因は必ずしも椎間板ヘルニアによるものだけではないかもしれません。

椎間板ヘルニアがMRIなどで分かっても、症状がない人がいます。

また椎間板ヘルニアの手術を行なっても、症状が変化しない人がいるからです。

椎間板ヘルニアに伴い、下半身の筋力低下や、明らかなしびれ、感覚麻痺などがあれば、それは手術が必要な場合がありますが、腰の痛み(とくに夜間痛の症状)であれば、もしかすると神経根(脊髄から神経が分岐する部位)の脂肪組織の炎症が関連している可能性があります。

腰痛に対して、「またこの動きをすると腰が痛くなる」という不安や恐怖から腰をかばうことで、体を動かさなくなり運動不足から免疫力が落ちたり、脳が適切に痛みを受け取る機能が欠落することで、痛みを強く感じてしまい悪循環になることもあります。

夜間の強い痛みが出ている段階では、運動はしないほうが良いですが少し改善すれば腰痛の悪化を防ぐストレッチが有効かもしれません。

腰部への負担を軽減するためには、股関節の動きと胸椎の動きがポイントです。





腰痛の方は、腹部が硬いことが多いです。

腹部が硬いことで骨盤周辺の筋肉が働きにくくなり、腰への負担が大きくなりやすいです。

おなかの真ん中あたりを縦方向に(みぞおちからおへそ)マッサージします。この縦のラインは白線と言われます。

このラインを縦方向に指の腹をあて、少し圧をかけながら上下に動かすようにマッサージしていきます。

この部分が硬くなると、胸椎の動きが制限されやすくなり、腰付近への負担がかかりやすくなります。

また、肋骨の下部に沿ってマッサージすることも有効です。

強い痛みが軽くなってきたら、腹部のマッサージを試してみてください。

さらに痛みが軽減してきたら、胸椎を動かす運動を行います。

うつぶせに寝て、ゆっくり深呼吸をします。そこからゆっくり上体をおこし、床に両肘をつきます。

両肘で上体をささえ、体をそる姿勢を維持したまま深呼吸を5回ほどします。

この運動で痛みが出たら、仰向けに寝て両足を抱え、頭を少し上げ背中を丸くし深呼吸を5回ほどします。

この2つの運動は、痛みが出るようなら中止してください。

[文:オクノクリニック | モヤモヤ血管による慢性痛治療]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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