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森保ジャパンを想起させた逆転劇 イングランドはなぜリードして守りに走ったのか 主砲ケインも采配に疑問符「ただ守るだけでは不十分だ」【W杯】

タグ: , 2026/7/16

試合後に呆然としながらも、サポーターたちの下へ挨拶にいくイングランドイレブン(C)Getty Images

 先手を取ったのは、イングランド代表だった。

 現地時間7月15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝で、アルゼンチン代表に挑んだイングランドは、0-0で迎えた55分にショートカウンターからアンソニー・ゴードンのゴールで先制に成功。プレッシャーのかかる一戦でリードした。

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 世界制覇を果たした1966年大会以来の決勝進出に向け、何よりも欲しかった先制点を手にした。試合終了までの残り時間は30分以上も残っている状況もあり、ギアを上げて一気に主導権を握るかと思われた。だが、ここで彼らは守備的な戦術にシフト。アルゼンチンに対して受け身となった。

 立ちはだかった守壁が下がり、必然的に敵陣でプレーできる時間が増えたアルゼンチンは、まさに水を得た魚。72分にロドリゴ・デ・パウル、81分にラウタロ・マルティネスと矢継ぎ早に攻撃的なカードを切ると、リオネル・メッシを軸とした小気味いいパスワークからの猛攻を展開していった。

 相手の勢いに後手に回ったイングランドは防戦一方。守護神ジョーダン・ピックフォードの好守頼みの状態となる。いつ崩壊してもおかしくない中で、86分にエンゾ・フェルナンデスの同点弾を献上。そして約6分後には右サイドを切り崩したメッシのクロスからL・マルティネスに決勝弾を許した。

 あらゆるスポーツに“タラレバ”は付き物だが、もしも、試合後に「守備の隙間を埋める必要があった。責任は自分にある」と語ったトーマス・トゥヘル監督が先制直後から守りに走っていなかったら――。そう思わずにはいられない試合だった。

「え? ずっと守るのか」

 驚きだった采配には、イングランド国内でも多くの人が違和感を覚えていた。

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