【現地発】久保は間に合うのか、板倉や伊東も…満身創痍で迎える試練のブラジル戦 森保体制“8年の集大成”が試される大一番での「日本のプラス要素」とは【W杯】
下馬評では、日本が勝つ確率は3割程度と言われる。ただ、それでも10年、20年前に比べると格段にアップしている。2010年南アフリカW杯から5大会連続で大舞台に立った大ベテラン・長友佑都も「まずはブラジル1人1人の特徴をみんながしっかりと把握して、勝つための戦略をきちんと立てることが大事ですね。それと気持ちの部分。熱さも必要だけど、勢いだけでは勝てない。冷静さとずる賢さの両方が必要だと思っています」と語気を強めた。
なぜ長友がそんな話をするのかと言えば、2018年ロシアW杯のラウンド・オブ16でベルギーに2-0から2-3にひっくり返された経験があるからだという。
「ベルギーは僕らに対してあのパワープレーの練習をしていたらしいんですよね。あとから違う選手に聞きました。そういう戦略を立てて、冷静に日本に勝つために準備してきていた。だから、彼らは0-2で負けていても冷静だった。強い国にはそういう戦略があるんです。僕らも森保さんの下で8年間積み上げてきたものがありますし、それを見せられるチャンスが目の前に来ている。楽しい、素晴らしい試合を見せますよ」と百戦錬磨の男は言い切ったが、この3日間で緻密な戦略を全員が頭に入れて戦えれば、勝機を見出せるかもしれない。
いずれしても、ここで負けたら森保体制8年間が不完全燃焼のまま終わることになる。それだけは絶対に回避しなければいけない。今こそ日本サッカー界の総合力と底力が問われる時だ。
[取材·文:元川悦子]
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