北の大地で「いのち」を繋ぐプロジェクトがスタート 大阪の子供たちが佐々木ファームに集うわけとは

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今回、洞爺湖の佐々木ファームにやってきた子たちは少し学校に行きづらい子たち。けれど、農園で採れた無肥料・無農薬の野菜を口にし、氷点下の銀世界でバーベキューを開催し、広大な農地を駆け回り雪合戦大会を行い、命を感じ、生きていることを感じ、大人たちとコミュニ―ケーションを図ることを覚え、自分らしさを感じてくれていました。

そして、佐々木ファームを営む佐々木代表は自分たちが生み出した野菜をJAや大手に卸すのではなく、全国の家庭と直接繋がり、直送することを選んでいた。

「子供たちは生まれてくる環境を選ぶことができません。生まれてきた場所での環境が子供たちの一生の食のベースとなります。すべての子供たちが有機野菜や手作りの食に出会えるわけではなく、そこを社会みんなで補っていければと願い、子ども食堂に辿り着きました」

全国のご家庭と直接契約を行い、顧客の皆様を『ありがとう会員』と呼び、佐々木ファームの野菜を毎月直送している。

今回、佐々木ファームと大阪の子ども食堂を繋げた一般社団法人CSO代表の林氏は今後の展開を次のように語る。

「佐々木ファームに子供たちに来てもらって、野菜という命を食べてもらって、そして捨てなければいけない野菜や食材をもう一度、美味しい野菜を作る為のたい肥(土)に戻すところまで子供たちと出来たらと考えています。生ごみをたい肥に変えるコンポストを利用できればサステイナブルな活動に繋がっていきます。コンポストを展開するローカルフードサイクリング(株)のたいら代表にも参画してもらうプロジェクトにしていきたいんです」

野菜を通して、子供たちと『命』について考え、人間同士のかかわり方を考え、『命』を循環させていく。さらには家庭の在り方も変えていく。

北の大地・北海道の洞爺町で進み始めた今回のプロジェクトが日本全国に広がっていくことが愉しみで仕方ないと感じた。

スポーツの現場ではなく、局アナ時代に情報番組を担当していた時以来の、久々の農園取材。「命の大切さ」を知り、「生きる為の力」を分けてもらった1日だった。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文:田中大貴]

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田中 大貴 (たなか・だいき)

1980年4月28日、兵庫県小野市生まれ。小野高では2年から4番で打線の主軸を担った。巨人・高橋由伸監督にあこがれてか慶應義塾大学 へ。4年春に3本塁打でタイトルを獲得。フジテレビ入社後は主に報道・情報番組とスポーツを担当。「とくダネ!」「すぽると!」ではバンクーバー五輪、第2回WBC、北京五輪野球アジア予選、リオ五輪キャスターなど様々なスポーツイベントを現地からリポートした。

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