乾燥さまざまなドライを防ごう!

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カラダの中から乾燥対策!

 体の乾燥対策の基本は、五臓の「腎」の働きを整えて、潤いの源となる「腎陰」を充実させること。また、乾燥の症状に合わせて、「肺」、「脾胃(ひい)」(胃腸)、「 肝(かん)」(肝臓)などをケアすることも大切です。

1.「腎」の養生
●気になる症状
乾燥症状、ほてり、めまい、耳鳴り、髪が抜けやすい、白髪、記憶力の低下、腰痛、冷え、頻尿、舌の色が淡い、舌苔が少ない

●改善ポイント
五臓の「腎」にある「腎陰(じんいん)」( 水や血などの体を潤す要素)は、「全身の潤いの源」と考えられています。そのため、腎の働きが健やかで腎陰がしっかりあれば、体の根本的な潤いを保つことができるのです。

腎は生殖、成長、発育などの働きを持つ臓器ですが、加齢とともにその機能が徐々に衰えがちに。同時に、腎陰も加齢に伴い減少し、年を取ると体全体の潤いが不足してしまうのです。「潤い体質」を保つためには、まず腎の働きを整えることが基本。高齢の人、慢性疾患のある人などは特に腎の機能が衰えがちなので、しっかり養生するよう心がけましょう。

●摂り入れたい食材
腎を養い、潤いをアップする:
【豆類・種実類】くるみ、銀杏、松の実、クコの実、蓮の実、 黒豆、黒ごま

【野菜類】山芋、よもぎにら、黒きくらげ

【魚介類】えび、牡蠣、なまこ、海藻類

【肉類】牛肉、羊肉

【香辛料】シナモン

2. 口の乾燥(ドライマウス)
●気になる症状
口や喉の乾燥、味覚障害、口内炎になりやすい、舌が乾く
※糖尿病、シェーグレン症候群、過食、ストレスなどの症状にも注意

●改善ポイント
唾液の分泌が減り、口の中が乾燥する症状。ストレスや暴飲暴食などで「脾胃(ひい)」(胃腸)に負担がかかると、脾胃の潤いが不足して唾液も少なくなってしまいます。口や喉の乾燥を感じる人は、脾胃の働きを健やかに整え、潤いを養うよう心がけましょう。

●摂り入れたい食材
胃腸の潤いを養う:大根、百合根、りんご、豆腐、れんこん など

3. 鼻の乾燥(ドライノーズ)
●気になる症状
鼻の乾燥感、鼻の中のかさぶた、鼻血、空咳、かぜを引きやすい、味覚の減退、舌の乾燥
※慢性的な鼻炎、気管支炎、喘息などの症状にも注意

●改善ポイント
鼻の状態は「肺」と関わりが深く、肺の潤いが不足すると、鼻の粘膜も乾燥しやすくなります。鼻や喉の粘膜が乾いていると、免疫力が落ちてかぜを引きやすくなる心配も。鼻の乾燥感やムズムズ感が気になる人は、肺の潤いをしっかり養うよう心がけましょう。

●摂り入れたい食材
肺の潤いを養う: 梨、百合根、オレンジ、はちみつ、枇杷の葉、葛、白きくらげ、杏仁 など

4. 目の乾燥(ドライアイ)
●気になる症状
目の乾燥・ゴロゴロ感、目薬の使用回数が多い、視力減退、 目のかすみ・痛み、舌の色が淡く乾いている
※目の疾患、シェーグレン症候群などの症状にも注意

●改善ポイント
目は「血(けつ)」 が運ぶ栄養や潤いによって健やかに保たれています。そのため、血を十分に養い、血を蓄える「肝(かん)」(肝臓)の働きを整えることがドライアイ対策の基本に。また、目の酷使は血の消耗につながるため、長時間のスマホ使用などにも注意しましょう。

●摂り入れたい食材
血を養い目の働きを整える:菊花、クコの実、ほうれん草、桑の実、ブルーベリー、ぶどう、桑の葉、にんじん など

5. 肌の乾燥 (ドライスキン)
●気になる症状
皮膚の乾燥(カサカサ感)、皮膚のかゆみ、化粧ノリが悪い、舌の乾燥
※日焼け、エアコン、慢性疾患、乾皮症、アトピー性皮膚炎などが原因になることも

●改善ポイント
肌の状態は「肺」と深く関係しています。ところが、肺は乾燥に弱いため、空気が乾燥する時期は肺の働きが低下しやすく、乾燥肌やかゆみなどを起こしやすくなるのです。潤い肌を保つためにも、体内の潤いをしっかり養い、肺の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

●摂り入れたい食材
肺の潤いを養い、皮膚の潤いを守る:鶏の手羽先、玄米、豚足、はちみつ、オリーブオイル、鶏スープなど

6. 腸の乾燥(便秘)
●気になる症状
便秘気味、排便時間が長い、便がコロコロしている、舌の乾燥
※慢性疾患による潤いの消耗、痔、加齢などが原因になることも

●改善ポイント
体内の潤いが不足して「腸」が乾燥すると、便も乾いて固くなり、便秘を起こしやすくなります。また、腸と肺は深く関係しているため、肺が乾燥のダメージを受けると、腸の潤いも不足しがちに。秋は特に乾燥の影響を受けやすいので、腸と肺の潤いを十分保つよう心がけましょう。

●摂り入れたい食材
腸と肺の潤いを養い、通便を良く:いちじく、キウイフルーツ、バナナ、パパイヤ、りんご、マンゴー、プルーン、白菜 など

[文:meilong スタッフ]

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「東京・恵比寿で美容鍼灸,鍼灸治療をお探しならmeilongへ(https://meilong.amebaownd.com/」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

石川美絵

資格
・鍼灸師(はり師・きゅう師)国家資格
・イタリアAISO認定 オリーブオイルソムリエ

所属学会
・日本刺絡学会
・健康美容鍼灸協会
・NPO法人全国鍼灸マッサージ協会
・日本伝統鍼灸学会
・東洋医学会
・不妊カウンセリング学会
・千葉大学医学部附属病院 和漢診療科 臨床研修生
・診療連携ネットワーク協会

対応言語 英語

プロフィール
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに100件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたくmeilong恵比寿院をオープン!

著書、出演
・DVD特効ツボ50連発 (医療情報研究所)
・第1回はりきゅうマッサージグランプリ パネリスト(北川毅氏、西田真医師、石川美絵)
・人材派遣会社willoneセミナーにて美容カッサ、美容経穴セミナー講師
・TBSテレビ「白熱ライブ ビビット」
・雑誌「anan」
・暮らしラボ 記事執筆

【夏に向けての美容と薬膳料理】
【基礎代謝が最も下がるのは、8月だってご存知でしたか?】
【東洋医学視点からの住まいのお話】

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