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中谷潤人は「敗北」からどう立ち上がるのか 名参謀に訊いた“人生最高の生徒”のこれから「10発パンチを打つ代わりに、4発しか打たなくなる」【独占】

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井上戦でのショッキングな敗北に対する世間の反響は凄まじく、中谷陣営にもさまざまな声が寄せられた(C)Lemino/SECOND CAREER/NAOKI FUKUDA

 世界で注目を集めた「The Day」から早くも4か月近くが経とうとしている。今年5月2日に東京ドームで行われた世界スーパーバンタム級4冠戦で王者・井上尚弥(大橋)が中谷潤人(MT)に3-0判定勝ち。緊張感に溢れた技術戦はボクシングファンの心を捉え、同時に試合後も、至高の攻防に対する興味は尽きなかった。

【動画】先読みし合いの異次元攻防 井上尚弥と中谷潤人が繰り広げた至高のパンチ合戦

 果たして、2人の戦い方は正しかったのか。違うファイトプランを選択していたらいったいどんな試合になっていたのか。その“歴史的一戦の答え合わせ”の思いを胸に抱き、筆者は9月中旬にロサンゼルスのLAジムにいるルディ・ヘルナンデス・トレーナーを訪ねた。

 中谷の名参謀として日本でも名前を知られるようになった大ベテラントレーナーと“The Day”を濃厚に振り返る中で、世間の反応に対する本音、愛弟子の未来、そして井上との再戦の可能性についても話題は及んだ。

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――試合後、周囲から戦術についていろいろな意見が出ていることについて思うことはありますか?

 ルディ・ヘルナンデス(以下、RH):個人的に、今でもイノウエに対して、そしてすべてのボクサーに対して、非常に大きな敬意を持っている。ボクシングシューズを履いて、トレーニングに行って、試合をして、体重を落として、またトレーニングをして、自分がやっているすべてを犠牲にする。それがどれだけ大変なことなのかを知っているからね。

 私は幸運にもそれを経験することができた。プロボクサーとして17試合を戦った。10試合目で、ザ・フォーラムで行われたトーナメントに出て、12ラウンドを戦った。だから12ラウンドを戦うことがどんなものなのかも知っている。体重を落とすことがどれだけ大変なのかも知っている。ボクサーたちがどんな犠牲を払っているのかも分かっている。だから私は平均的なトレーナーよりも、このスポーツについて多くのことを理解していると思う。

 今のボクシング界は、みんながコーチだ。残念なことだと思う。何年もこのビジネスに携わってきた人たちに対するリスペクトを欠いている。私がコーチになるまでには36年の人生が必要だった。それまでにいろいろなことを経験しなければならなかった。ボクシングのキャリアの中で、そうしたすべての瞬間を経験したからこそ、コーチという肩書きを得ることができたんだ。

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