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スミスの離脱が長期化、ラッシングは守備で苦戦…ドジャースがデッドライン・トレードで「補強するべき捕手」

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 この状況を踏まえた上で、候補になりそうな捕手をリストアップしてみた。

▼ライアン・ジェファーズ(ツインズ)
 今夏の移籍市場でグッドマンに次ぐ存在として注目されているのがこのジェファーズだ。ここまで打率.293、9本塁打、OPS.930と捕手では出色の打撃成績を残している。今季終了後にFAとなるレンタル物件で、その意味でもドジャースのニーズと合致する。ただし、今季は改善傾向とはいえ基本的に守備は得意ではなく、打席の左右の違いこそあれラッシングと似たタイプ。ヤンキースなども獲得を狙っていることから、値段が吊り上がる可能性も十分ある。

▼タイラー・スティーブンソン(レッズ)
 グッドマン、ジェファーズと同様、しばらく前から移籍市場を賑わせているレッズの正捕手。24年に19本塁打を放つなどパンチ力が魅力で、通算OPSは.757を誇る。今オフFAのレンタル物件で、代償が少なくて済むのも魅力。守備ではブロッキングが非常に巧みなことで知られる一方、フレーミング指標は球界ワーストクラスと落差が激しい。裏を返せば、フレーミング「以外」はチームのニーズを満たしているという言い方もできるが……。

▼ジョナ・ハイム(アスレティックス)
 23年にレンジャーズが世界一を達成した際の正捕手で、その年はオールスター選出&ゴールドグラブを受賞。近年は停滞が続き、今季5月上旬にブレーブスを解雇されたが、その後に移ったアスレティックスでは46試合で打率.227ながら8本塁打とパワーを発揮している。正捕手としてプレーオフを勝ち抜いた経験もアピールポイントだが、近年は守備指標が悪化しており、ディフェンスの底上げという点では少し物足りないかもしれない。

▼タイラー・ハイネマン(エンジェルス)
 昨季はブルージェイズの一員としてワールドシリーズ出場も経験したベテランジャーニーマン。今季は6月12日にブルージェイズをDFAとなり、エンジェルスへ移った。守備はフレーミング、ブロッキング、盗塁阻止とも安定度が高く、昨季は打率.289を記録するなど打撃でも好成績を残した。経験&好守と、ラッシングにはないものを備えている点に加え、今季年俸124万ドルで獲得コストが低い点も魅力だが、インパクトという点ではいまひとつ弱いか。

▼ホゼ・トレビーニョ(レッズ)
 同じレッズの捕手でも、スティーブンソンではなくこちらのトレビーニョを目を向けるのも面白い。22年にヤンキースでオールスター選出&ゴールドグラブ受賞経験のあるベテラン捕手。インサイドワークにかけてはピカイチで、あのゲリット・コールからも絶大な信頼を寄せられていた。全盛期ほどではないにしても、フレーミング技術も依然として高い。問題は来季年俸が525万ドルとやや割高な点。仮にトレビ―ニョを獲得した場合でも、オフに改めてトレード先を探す必要に迫られる可能性が高い。

 ワールドシリーズ制覇へ向けてのモチベーションがどのチームよりも高いのがドジャース。捕手をめぐる現在の不透明な状況に対しても何かしらの策を講じる可能性は高い。トレード・デッドラインまであと1週間。編成トップを務めるアンドリュー・フリードマンの決断に注目が集まる。

[文:久保田市郎]

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