聖地で何かが起きるチーム…星稜の甲子園伝説とは?

タグ: , 2019/8/3

松井秀喜5敬遠(1992年夏)

 2回戦の明徳義塾戦で「事件」は発生しました。この夏、大会の目玉は超高校級のスラッガー・松井秀喜選手。甲子園にラッキーゾーンが撤去されて初開催となったセンバツでは3発のアーチを放ち、ドラフトの目玉とされ、最後の夏の活躍が注目されていました。

 そこで高知の知将・馬淵監督が用いた作戦は何と、5打席連続敬遠。球場内には怒号が渦巻き、勝った明徳義塾ナインは世間の批判に晒されるなど、同校には抗議が殺到。社会問題にまで発展しました。

 しかしあらためて思うのは、一度もバットを振らずに伝説となった松井選手の凄味です。その後の巨人やメジャーリーグでの活躍についてはあらためて記すまでもないでしょう。

 「5敬遠された男」に相応しい活躍を、その後の野球人生で見せつけたことが立派です。同時に、馬淵監督の采配も戦略上は正しかったとも言えるかもしれません。やはり、そこまでする価値がある打者だったわけですから。

スパイ行為疑惑指摘騒動(2019年春)

 2回戦の習志野戦は「好投手・奥川VS千葉の強豪」ということで、試合前からファンの興味を集めていました。結果は1-3で星稜が惜敗。すると試合後のお立ち台で星稜の林監督が、習志野の二塁ランナーが捕手のサインを盗み、打者に伝達していたと主張したから、穏やかではありません。

 取材を終えると、林監督は習志野側の控室に足を運び、小林監督に抗議します。これまでも対戦した指揮官同士が挨拶に行き来することはありましたが、試合後はノーサイドが原則の中で、直接の抗議は異例の光景でした。

 疑惑を否定した習志野サイドは騒動もなんのその、決勝に進出し、準優勝。一方の林監督は一連の対応が問題視され、学校から指導禁止処分を受けました。6月に復帰し、夏の石川大会を勝ち抜き、4季連続の甲子園出場を決めました。

 101回目の夏。「星稜対明徳」「星稜対習志野」の因縁の対決が実現すれば、盛り上がりは必至といえるでしょう。

 星稜を巡るドラマには、まだまだ続きがありそうです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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