「ワクチン議論を主導」と報道も・・・歓談の中でぽつねん菅首相わびしいＧ７デビュー

　英南西部コーンウォールで開催されたＧ７首脳会議が１３日、３日間の日程を終えて無事に終了した。コロナ禍などの影響で、主要７カ国の首脳が一堂に会するのは２年ぶり。菅首相とバイデン米大統領が対面会議に参加するのは初めて。東京五輪開催を４０日後に控える菅首相は、共同宣言にストレートに「開催への支持」を盛り込もうと躍起だったが、「安全に開催することを支持」との前提付き支持にとどまった。

　Ｇ７首脳会議は１１日に「パンデミックからの復興」、１２日に「価値と回復力」「外交政策」「保健」、１３日に「開かれた社会」「気候変動」が議題として話し合われた。１３日の「ＮＨＫニュース７」は、「主要なテーマとなった新型コロナ対策では、セッションの冒頭、菅総理大臣はワクチンの普及は多国間主義を基本とし、途上国に公平、迅速に届ける必要があると訴え、議論を主導した形となりました」と報じたが、どうだか。途上国へのワクチン供与はバイデン政権がＧ７開催前から提唱していて、むしろ各国が追認した格好だ。

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