サッカーが「偉い人たちの人質になっている」 名将クロップが導入された給水ルールの“実態”に怒りの苦言「選手の健康を守るためじゃないのか」【W杯】
純粋な競技としてのサッカーをこよなく愛している。だからこそ、クロップはサッカー界の変化に黙っていなかった(C)Getty Images
現地時間6月11日にメキシコで開幕した北中米ワールドカップ(W杯)。史上初となる3か国共催となった今大会は、すでに各地で熱戦が繰り広げられている。
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約1か月間の激闘が始まり、徐々に世界的な関心が高まりつつあるW杯において、賛否両論を生んでいる“新ルール”がある。それは「ハイドレーションブレイク」と呼ばれる、いわゆる給水時間の導入だ。
その小難しい横文字の名前以上に、内容はシンプル。各ハーフの約半分となる22分前後に主審が試合を止め、選手が3分間で水分補給や短い休息を得るというものだ。今大会からの導入を決めた国際サッカー連盟(FIFA)は、酷暑や高地でのプレーを強いられる選手たちのコンディション対策を気遣ったアイデアだと打ち出した。
もっとも、同ルールの導入は従来のサッカー中継にも変化を生んだ。というのも、日本を含めた各国中継では、前後半に入る約3分間の休憩時間中にCMを打てるため、新たな広告枠として有益化しているのだ。
ただ、これが小さくない反発を生んでいる。というのも、ハイドレーションブレイク中に流れたCMの終了を待つ試合があったからだ。
米メディア『The Athletic』によれば、問題が起きたのは、11日に行われたメキシコ代表と南アフリカ代表の開幕戦。67分に同ルールが用いられ、3分間の飲水時間を終えた選手たちは試合再開の準備が整っていたにもかかわらず、サイドラインにいた関係者と連携を取っていた主審は、米スポーツ専門局『FOX Sports』で流れていたCMが終わっていなかったために、キックオフを保留していた。
時間にしてわずか40秒。決して長くはないが、ピッチ上に立つ選手や各チームのスタッフにとってはフラストレーションが溜まる時間なのは言うまでもない。












