観る、知る、楽しむ――世界最高峰スポーツの感動と裏側を日常に届ける総合メディア

サッカーが「偉い人たちの人質になっている」 名将クロップが導入された給水ルールの“実態”に怒りの苦言「選手の健康を守るためじゃないのか」【W杯】

タグ: , 2026/6/14

 こうした騒動は国際的イベントであるがゆえの宿命と言えるのかもしれない。だが、広告が競技や選手たちよりも優先された事実は、多くのサッカー関係者たちの不信感を募らせている。元リバプールの指揮官で、今大会をドイツの公共放送『ZDF』でコメンテーターを務めるユルゲン・クロップ氏は、同局の番組内で「いまやサッカーは、エアコンの効いたオフィスに居座ってる、偉い人たちによって人質にされている」と吐露。辛辣な言葉でもってFIFAの姿勢を断じている。

「そもそも、給水タイムは選手の健康を守るための盾として、暑さに立ち向かうための高潔な剣として導入されたはずなんだ。だが、その実態は、スポンサーたちのために作られた『金色の檻』にすぎない。かつてのサッカーはサッカーが主役だった。だが今では広告ショーのBGMになり下がる危険性を孕んでいる」

 さらに「このワールドカップは、そしてサッカーは一体誰のためのものなのか? ファンなのか? 選手なのか? それとも広告主なのか?」と投げかけたドイツ人指揮官は、こよなく愛するサッカーの未来を憂いた。

「中断の間、選手たちがピッチに立ち尽くしている一方で、テレビのタイムアウト(CM時間)が試合のペースを支配しているのを見たとき、私は疑問を抱かずにはいられなかった。ワールドカップの試合は川の流れのようにスムーズに進むべき。それなのに広告を流すために、川のまさしく真ん中にダムを建設しているようなことをやっている。これはサッカーという競技の精神にとって危険なことだ」

 はたして、ハイドレーションブレイクによって試合が4分割される展開は、今後のサッカー界でトレンドとなっていくのか。仮にそうなれば、クロップ氏のように懸念を示す人たちは少なくなさそうだが……。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】日本は「従来の常識」を破れるか 韓国の運命を変えた“3分間の給水ルール” 仏監督からは「流れは断ち切られる」と疑問視【W杯】

【関連記事】「90分間やられ続けた」日本との再対戦が呼び覚ます“天才日本人”の名 元蘭代表スナイデル氏が証言「俺にとって最高だと思うのはシンジ・オノだ」【W杯】

【関連記事】「もう勝てないと思っている」オランダの偉才スナイデルが再び衝撃発言 森保ジャパンとのW杯初戦を控える母国代表の“現状”に疑義「かなりの運がいる」

関連記事

「サッカー」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム