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ワールドカップよりも妻の出産 立ち合い離脱決意のベルギー代表FWに賛否 仏識者は異論「父親は何の役にも立たない。写真を撮るだけ」【W杯】

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短期間ながらチームを一時的に離脱する決断を下したドク(C)Getty Images

 4年に一度の経験よりも、最愛の家族との貴重な時間を選んだベルギー代表FWの“決断”が、小さくない議論を巻き起こした。

 物議を醸しているのは、目下開催中の北中米ワールドカップ(W杯)にベルギー代表として参戦しているジェレミー・ドクだ。現地時間6月15日に行われたエジプト代表戦にも先発出場していた24歳は、7月の第2週に予定されている第1子の出産に立ち会うため、一時的に自宅のあるイングランドに戻り、数日間だけチーム離れるという。日刊紙『HLN』など複数のベルギー・メディアが一斉に報じた。

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 昨今のスポーツ界では、選手が愛妻の出産に立ち合うためにチームを離脱する行為は、あまり珍しいものではなくなりつつある。直近では、野球界のスーパースターである大谷翔平(ドジャース)が、真美子夫人の第2子出産に立ち会うために、いわゆる“父親休暇”を取得したことが日本でも話題を呼んだ。

 大会前から出産時期が分かっていたドクは、『HLN』などの取材で「僕にはサッカーの試合がある。しかも、世界中が注目している試合だ。それに色んな事情があることも分かっている」と説明。その上で、「でも、どんな父親だって、子どもが生まれる瞬間を逃したくないはずだ。協会が状況を理解してくれていると信じている」と、複雑な想いを抱えながらも、愛する家族を優先する意向を打ち明けていた。

 家族を想う24歳の決断は、おおむね理解を得ている。一方で、4年に一度のW杯で、代表チームでの戦いを選ぼうとしなかったことで、小さくない批判も浴びている。仏大手紙『L’Equipe』の討論番組「L’Equipe TV」で司会を務める女性ジャーナリストのフランス・ピエロン氏は「ワールドカップ出場は、他に類を見ない幸運。それなのに彼は子どもの誕生に立ち会うの?」と異論をぶつけた。

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