ワールドカップよりも妻の出産 立ち合い離脱決意のベルギー代表FWに賛否 仏識者は異論「父親は何の役にも立たない。写真を撮るだけ」【W杯】
「失礼だけど、出産は父親が何の役にも立たない。それに何百人ものサッカー選手が、彼の立場になりたいと切望している。だってワールドカップに出るってことは人生で二度と巡ってこないかもしれないチャンス。幼い頃からの夢が叶うのに、彼はそれを捨てて、子どもの誕生に立ち会う気でいる。きっと試合以前に体力的にも精神的にも完全に疲れ果ててしまうわ」
さらに「父親は脇役に過ぎない。あなたは彼女の手を握って写真を撮るだけ」と強い主張を繰り返したピエロン氏。もっとも、彼女の異論には批判も噴出。番組にゲスト出演していた2000年に行われたシドニー五輪の金メダリストで、元WBA世界ライトフライ級王者ブライム・アスロウム氏は「自分の子どもが生まれること、そしてそれに伴う喜びを思うと……。私ならすぐにでも飛行機に乗り込んで、できるだけ早く家に着くために機内で腕立て伏せをする」と反発。ドクの決断を擁護する意見を語った。
「父親たちが役に立たないってどういう意味? 僕らにとっても赤ちゃんはまさに人生そのものだ。スポーツもアスリートにとっては全て。でも、ワールドカップで優勝することや敗退することはあっても、極論を言ってしまえば、それで終わりだ。子どもは一生涯一緒にいる。そんなかけがえのない存在の誕生という瞬間は二度と体験できないんだ!」
4年に一度の大会よりも、人生におけるかけがえのない“宝”を選んだドク。彼の選択に対する余波はしばらく広まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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