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【現地発】佐野海舟は「持ってるものも全然違う」 ブラジル戦で世界を驚かせたボランチが誓った4年後へのさらなる進化【W杯】

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「最後の気持ちでやっていた」というW杯の経験を糧に、佐野はまた4年後へと向かう(C)Getty Images

 現地時間6月29日、北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド・オブ32で王国ブラジルにあと一歩と迫りながら、1-2の逆転負けを喫した日本代表。目標だった優勝はもちろん、過去最高のベスト8進出も叶わなかったわけだが、ブラジルを追い詰めたのは間違いない。

【動画】ブラジルの牙城を崩した佐野海舟のゴールをチェック

 その立役者となったのが、29分に先制ゴールを奪った佐野海舟だろう。相手右SBダニーロのパスを巧みにカットし、マークに来たマテウス・クーニャをかわして右足を振り抜いた一撃は圧巻だった。

「パスを出すつもりだったんですけど、綺世君(上田)がいい感じで動いてくれて、(相手を)引きつけてくれて、ボールに誰が行くんだっていう状況になったんで、それでシュートを打った感じですね。ゴールシーンは理想の形で、奪った後に運んでいくのはできましたけど、それが結果につながらなかったんで、自分のゴールというよりかは、チームの結果が悔しいです」と佐野は試合後、悔しさをにじませた。

 それでも、彼が目覚ましい進化を遂げたのは間違いない。鹿島アントラーズでプレーしていた2023年11月、日本代表に初招集された頃は「ボールは回収できても、攻撃面ではタテパスをつけられず、起点になり切れない選手」といった評価が根強かった。本人もそれを自覚していて「タテにつけるところは自分の課題」と口癖のように発言。奪ってから持ち上がっても、シュートを決め切るところまでは行けていなかった。

 しかしながら、2024年夏にマインツへ移籍してからの佐野はグングン成長。今年4月9日のUEFAカンファレンスリーグ準々決勝・ストラスブール戦の第1レグでは自身のボールカットから一気に持ち上がって豪快なゴールをゲット。今回のブラジル戦の予行練習のような形になっていたのかもしれない。

 その佐野がいたから、前キャプテン遠藤航の大会直前の負傷離脱というアクシデントが大きなダメージにならなかったのも確か。彼の守備強度と推進力は全盛期の遠藤航を上回るものがあるかもしれない。佐野が欧州移籍に踏み切る直前、同じデュエル系ボランチ山口蛍が「彼は持ってるものも全然違う。ボール取る能力、運ぶ能力もすごい高いし、向こう(欧州)でもできるとは思います」と太鼓判を押していたが、瞬く間に世界トップ基準にのし上がった。

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