「馬鹿扱いしてるのか?」ついに元英代表戦士も異論! ノルウェー戦の同点弾で生じた“疑惑映像”が波紋 名将はFIFAに嘆き「認めるのが恥ずかしいのだろう」【W杯】
ノルウェーの守護神ニーランのロングフィードによって舞い上がったボールの行方は、今も小さくない論争を巻き起こしている(C)Getty Images
ボールは「天から堕ちてきたかのようだった」
果たして、当たっていたのか、いないのか――。現地時間7月11日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)の準々決勝、イングランド代表とノルウェー代表の一戦で生まれたゴールシーンが大きな論争の火種となっている。
【動画】カメラケーブルに直撃して軌道変化 大きな波紋を生んだイングランドの同点シーン
イングランドが延長戦の末に2-1と勝利し、1990年のイタリア大会以来となる4強進出を決めた一戦で波紋を呼んだのは、ノルウェーが1点をリードして迎えた前半アディショナルタイム2分の場面だ。
ノルウェーのGKエリアン・ニーランがゴールキックを蹴った際に高々と蹴りだされたボールは上空で何かに衝突。急降下したルーズボールを拾ったイングランドはそこからカウンターを展開し、最後は左サイドを突破したエリオット・アンダーソンのクロスからジュード・ベリンガムジュード・ベリンガムの同点弾が生まれた。
主にノルウェーの選手や関係者の様々な証言をまとめると、上空でボールの軌道が変わったのは間違いない。ニーランがゴールキックに反応し、落下地点に向かっていたアレクサンドル・セルロートは「ボールを遠くまで飛ばしたのが見えたから、もっと前線に行かなければならなかった。だけど、突然ボールが落ちてきたんだ」と回想。不自然な変化に「蹴った瞬間に飛ぶことは分かっていたのに……」と違和感を口にしている。
その“何か”の正体は「中継カメラのケーブル」と見られている。米スポーツ専門局『FOX Sports』や英公共放送『BBC』は、当時のハイライト映像を解析。FIFAの光学式トラッキングデータを利用した3Dグラフィック映像も作成した『BBC』に至っては、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が「ボールは方向を変え、落ちてきてる。軌道は変わってるね」とのコメントを引用し、「天から堕ちてきたかのようだった」とボールの動きを伝えている。
もっとも、“本営”の見解は「何もなかった」というものに終始している。
当該シーンにおいてVARの介入すら認めなかった審判団の“ジャッジ”を「正当」とする国際サッカー連盟(FIFA)は、「ボールに搭載されたセンサーは、空中にある間に、『ボールの軌道変化』を示すグラフがピークを示さなかった」と説明。自身の有している最新テクノロジーを披露した上で「(ボールが何かに当たり)動きが変わったという証拠はなかった」とした。












