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「全く理解不能だ」アルゼンチン戦での“許されない自滅” イングランド監督の采配に母国で非難噴出 代表OBは「明らかな采配ミス」と糾弾【W杯】

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後半のハイドレーションブレイクでチームに指示を与え、修正を図ったトゥヘル監督(C)Getty Images

 休みなく繰り出される波状攻撃を前に、“サッカーの母国”は力尽きた。

 現地時間7月14日、北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝で、イングランド代表はアルゼンチン代表に1-2で敗戦。試合終了間際の86分から劇的な逆転勝利を許し、1966年大会以来の決勝進出を逃した。

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 主導権は握っていた。スコアレスで迎えた55分にショートカウンターからアンソニー・ゴードンの大会初ゴールで先手を取ったイングランドは、局面での肉弾戦でも相手を凌駕するフィジカルを発揮し、アルゼンチンを間違いなく苦しめていた。

 しかし、先制点を挙げてから彼らの戦いぶりは変貌してしまう。反撃に転じるアルゼンチンが矢継ぎ早の交代策で攻勢を強める中で「守備の隙間が多すぎた」とトーマス・トゥヘル監督は5バックシステムを採用。必然的に守勢に回ったイングランドは、自陣深くまで押し込まれた。

 守護神ジョーダン・ピックフォードの再三再四のファインセーブで瀬戸際で粘っていたイングランドだったが、86分にエンゾ・フェルナンデスの強烈なミドルシュートで同点弾を献上。これで堅牢は完全に崩壊すると、後半アディショナルタイム2分には右サイドで起点となったリオネル・メッシの鋭いクロスに対応しきれず、ラウタロ・マルティネスにフリーでヘディングシュートを打たれて逆転を許した。

 先制した直後に後手に回り、逃げ切るための策も裏目に出た。いつしか重圧を背負う形となり、アルゼンチンをはねのけられなかったイングランドの戦術には批判も噴出している。元代表FWのクリス・サットン氏は、英公共放送『BBC』の番組内で「トゥヘルには多くの説明責任がある」と糾弾。「先制してから主導権を譲るなんて、明らかに監督の采配ミスだ。イングランドが溺れかけていたアルゼンチンを助けてしまったと思う。あれはコーチングの失敗だった」と嘆いた。

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