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「なめんじゃねぇ!」那須川天心はなぜ歌舞伎町の中心で“キレた”のか 井上拓真との再戦会見で出した怒声に込めた真意「ただの無駄。プロ意識が足りねぇ」

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井上とのリマッチに挑む会見に登場した那須川。その表情は終始険しいままだった(C)CoCoKARA next

「リベンジャー」として“リマッチ”に臨むのは初だからこそ…

「俺ら、本気でやるし、ガチなんだから、(運営も)ガチでやってくれ」

 那須川天心(帝拳)の“怒声”が歌舞伎町のど真ん中で響き渡った。

【動画】圧巻のTKO勝ち!那須川天心が見せた猛ラッシュの映像

 7月23日、ボクシングの「Prime Video Boxing」(9月27日・トヨタアリーナ東京)の開催発表会見が東京都新宿区歌舞伎町で行われ、WBC世界バンタム級タイトルマッチとして、王者・井上拓真(大橋)が、同級1位の那須川の挑戦を受ける。両雄がリング上で対峙するのは、昨年11月の同王座決定戦以来。実に10か月ぶりの再戦となる。

 格闘技人生54戦目にして初めて負けた。「敗者」あるいは「リベンジャー」として“リマッチ”に臨むのは、キックボクシング時代を含めてキャリア初。だからこそ、那須川は相当な緊張感とテンションで会見に臨んでいたのは想像に難くない。しかし、その想いはこの日の会場の空気間とは明らかに乖離があった。お世辞にも選手をやる気にさせるようなボルテージの高まりがあったとは言えなかった。

 言葉を選ばずに言えば、応募した一般ファン120人の空気はダラケていた。その理由はさまざまに考えられる。

 まず何よりもうだるような暑さ。当時の気温は38度を超えており、屋外の会場は日陰となり、ビル風も吹いていたとはいえ、観客にとって厳しい環境にあったのは言うまでもない。また、事前にうちわ、水、塩飴など熱中症対策用のグッズが数点配られたが、それも一時的な対策でしかなかった。

 さらに会見の進行も盛り上げに欠けた。

 まず、イベントが始まった17時のタイミングで“シークレット状態”となっていたマッチメイクはあっさりと発表され、そこから元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏、元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏、元世界2階級制覇王者の畑山隆則氏によるトークライブがスタート。両陣営が登壇しての会見が本格的に始まったのは、約30分以上も後のことだった。正直に言えば、間延びした感は否めなかった

 ボクシング界、いや格闘技界における昨今の国際的な潮流として、公式会見を有観客で行う傾向は確かにある。それが試合に向けた関心を引き付ける要素の一つとなっているのは間違いない。

 しかし、今回は現場に居合わせた記者間でも「グダグダだな」と言葉が漏れるほど運営面の問題が浮き彫りになった。だからこそ、那須川は会見終盤に、冒頭の強い言葉を吐き捨てたのである。

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