事実上、終焉のブルージェイズが仕掛けた「売り手らしからぬ」トレード 実力派先発右腕の補強が示す来季への覚悟
ソリアーノの獲得は来季に向けての大きな布石だ(C)Getty Images
ブルージェイズの2026年シーズンは事実上、終焉した――そう言っても大げさではないだろう。アメリカン・リーグ東地区で最下位に沈むチームは、現地時間8月3日のトレード・デッドラインを前に先発右腕のケビン・ゴーズマン、昨季クローザーを務めたジェフ・ホフマン、センターのドールトン・バーショを放出。ポストシーズン進出を諦めたことを内外に示す形となった。
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昨年は1993以来となるワールドチャンピオンまであと2アウトに迫り、カナダ中から大きな期待を受けて臨んだシーズンがこのような結果になるとは、誰にとっても予想外だっただろう。
だが、チームはすでに2027年シーズンへ向けて動き出している。
通常、デッドライン・トレードでは「売り手」側の球団はレギュラー選手を放出する引き換えに複数の若手有望株を獲得するパターンが多い。ブルージェイズの場合もゴーズマン、ホフマン、バーショを放出したトレードはこの形だった。
ただその一方で、ロン・アトキンスGMは「売り手らしからぬ」トレードも仕掛けていた。
ゴーズマン放出からわずか12時間後、3人のプロスペクトとの交換でエンジェルスからホゼ・ソリアーノを獲得したのだ。
現在27歳のソリアーノは今季、3・4月に5勝1敗、防御率0.84を記録して月間最優秀投手に輝いた右腕。今夏のトレード市場ではタリク・スクバル(タイガース→ドジャース)に次ぐ格の先発投手として、カブスやブレーブスなどが興味を示していると言われていた。そんな投手を「売り手」のブルージェイズが獲得したのだから、球界内では少なからぬ驚きが広がった。トレード成立直後、ブルージェイズにソリアーノ放出を申し入れた球団もあったという。













