ワラビーズに「39点差」の歴史的惨敗…フィジカル勝負で圧倒される「非常事態」はW杯までに克服できるのか
前週の試合では善戦した日本だったが…(C)産経新聞社
現地時間8月15日にラグビー日本代表(以下ジャパン)とオーストラリア代表(以下ワラビーズ)とのテストマッチ第2戦がオーストラリア・クイーンズランドのカントリーバンクスタジアムで行われ、ジャパンは17−56の大差で敗れた。両代表の通算対戦成績はジャパンの9戦全敗となった。
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悪夢を見ているような一戦だった。前週、32-35と両代表対戦史上最少得点差と食い下がったジャパンが、どれだけ敗因を改善し、勝利に近づくことができるかが興味の焦点だったが、その期待は見事に裏切られてしまった。「39」という得点差は2007年9月の対戦の3-91というスコアに次ぐもの。難敵の背中が見え、手を伸ばしかけたら強烈なハンドオフを喰らって遥か遠くに突き放されてしまった。
さらにこの試合、ジャパンにはミスが目立った。
ここのところ安定していたラインアウトだったが、この試合では前半だけで4本のスチールを食らった。
特に、前半敵陣深く攻め込んだ際の2回の被スチールは、チームのモメンタムを著しく削いでしまった。第1戦でのジャパンのラインアウトの戦略をしっかり分析して対策を講じてきたワラビーズはさすがとしか言いようがないが、サインが読まれていることが濃厚なのにも関わらず。同じようなパターン、同じようなタイミングでのスローを続けてしまった修正力の低さも今後の課題の一つとなるだろう。
オーストラリア6本目のトライは、ジャパンのここ数年の健闘を下支えしてきたスクラムを真正面から粉砕されて奪われたもの。強みの一つと認識していたスクラムさえも蹂躙されたジャパンのFW陣はさぞかしショックを受けただろう。
そして後半特に目立ったのが、コリジョン後の被スチール。テンポよくボールを回して、ゲインラインを切ったものの、そこでフォロワーが遅れてスチールを食らったことが6回もあった。攻撃の流れも断ち切られるし、精神的なダメージも大きかった。密集戦でボールに絡む技術の巧拙もさることながら、前半からフィジカル勝負を仕掛け、ボディブローのようにジャパンの選手たちのスタミナを奪うことにも成功していた。













