なぜ“初乗り”で好走? 電撃F1復帰の角田裕毅がローソンと0秒009差で肉薄した背景 証言された「昨季と大きく違った」マシン感覚
久々にF1シートにつき、好走を披露した角田(C)Getty Images
突然舞い込んだチャンスで、しっかりと仕事は果たした。現地時間8月21日、F1のオランダGPのスプリント予選が行われ、レーシングブルズから電撃参戦した角田裕毅が2回目(SQ2)に進出。一つ前の11番手にいたリアム・ローソン(ニュージーランド)に0秒009差に肉迫し、カットラインとも0秒359差の好走を見せた。
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チームの緊急事態で大健闘した。
今GPを目前したトレーニング中にレッドブルのアイザック・ハジャー(フランス)が手首を負傷。姉妹チームのレーシングブルズの正ドライバーであるローソンが繰り上がる形で起用され、ローソンのマシンには、チームのリザーブ兼テストドライバーを務めている角田が抜擢された。
決して楽な状況ではない。なにせ角田にとっては初乗りのマシンで、自身も「レッドブルとレーシングブルズでは細かい部分に違いがある。そこには適応しなきゃいけない。去年までの筋肉の記憶に頼るつもり」と“感覚頼り”に走るしかない状況だった。
それでも角田は上位陣に食らいついた。レッドブルが抱える“神童”でもあるレーシングブルズのアービッド・リンドブラッド(英国)が9番手に浮上する中、10番手のガブリエル・ボルトレート(アウディ/ブラジル)と0秒359差と接近。限られた準備期間の中で、課題と見られたペースは他車と遜色ないパフォーマンスを保った。
レース後にF1の公式インタビューに応じた角田は「自分のペースの良さに自分でも驚いた」とニッコリ。「ブレーキを踏む力を含めて、すべてが昨シーズンのマシンとは大きく違った。まるでルーキーのような感覚だった」とドライビング中の心境を正直に打ち明けている。
「こう言うのは、公平ではないかもしれないけど、今季は多くのドライバーがバランスやブレーキ性能、それに昨年と比べて失われたダウンフォース量に少し苦労している。だから、僕もすぐに適応する必要があった。
このマシンに乗るとかなり違うんだ。特に高速コーナーでは違った。ザントフォールトのような昔ながらのサーキットはランオフエリアにもあまり余裕がないから、徐々にペースを上げていきたいと思っていた」













