「このパターンがずっと続いている」球界OBが警鐘 優勝目前の阪神投手陣に残る“連覇後”への課題「タテは振るけれども、横は振らない」
村上はコントロールが良いがために、「際どい所を突いて、ボールになったりして球数が増える」のだという(C)産経新聞社
10月1日、甲子園球場で行われた阪神対巨人の試合は、延長戦の末、2-2の引き分け。これにより阪神の優勝マジックは「2」に減り、いよいよリーグ連覇が目前となった。巨人は8回に勝ち越しに成功するも、9回に同点に追いつかれ白星を逃すという痛恨のドロー。レギュラーシーズン最後の直接対決、5時間超えの熱戦は痛み分けに終わっている。
【動画】踏ん張ったM2 2026年10月1日 【阪神 vs 巨人】 佐藤義則の眼
阪神は先発の村上頌樹が5回までで1失点ながらも104球を投じ、6回から救援陣がマウンドに登った。だが8回、この回から登板した3番手の及川雅貴が、一死から大城卓三を四球で塁に出すと、リチャードにセンター前ヒットを打たれピンチを広げる。及川は、ランナーを一、三塁に背負ったこの場面で、吉川尚輝の犠牲フライで勝ち越し点を献上。ゲーム終盤で痛い失点を喫している。
一方、巨人先発の竹丸和幸に5回まで0点に抑えられていた阪神打線は6回、巨人2番手の西舘勇陽から大山悠輔が放ったソロ本塁打で1-1の同点に追いつき、ふたたび1点をリードされ迎えた9回裏、二死ながら二、三塁のチャンスを作り、またも大山の適時打で同点。土壇場で阪神が追いつくと、その後は両チーム譲らず、2-2のスコアで12回を戦い終えている。
最後まで緊迫した接戦が演じられたこの日の試合だったが、首位を走る阪神はまさに薄氷の引き分けだった。そして、最後は追いついたものの、2度のリードを許した投手陣に対し、ピッチングの組み立てを厳しく指摘する球界内からの声も伝えられている。
2003年に阪神の投手コーチとしてリーグ優勝に貢献した佐藤義則氏が、YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を10月2日に更新。前日の巨人戦において、失点した村上、及川のピッチングへの見解を示している。
佐藤氏は先発の村上に対し、「フルカウントにして、粘られて球数が増えていた」と評しており、「許した得点は1点だけだったけど、内容的にはフルカウントからフォアボールを出したり(する投球)。その中で、残念ながら5回に替えられた」と苦言を呈している。













