中田暴行問題が決定打・・・日本ハム名物「栗山監督辞任プロレスごっこ」見納め

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 どう見積もっても、今年いっぱいが引き際だろう。

 日本ハム栗山英樹監督(60)の去就だ。監督就任10年目の今季、パ・リーグ最下位を独走(五輪中断期間まで)。主砲・中田の同僚暴行騒動が起こり、選手円陣による万波への人種差別動画問題がさらに追い討ちをかける。現場トップとして、今季限りの退任は避けられそうにない。

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 近年成績不振の栗山監督は2年連続で辞意を表明してきた。19年、20年と連続5位の責任をとり、オフは球団に辞意を伝えている。それを受けた球団が、責任は編成面にあると強く慰留して監督続投、というのがこれまでのおおまかな流れだった。

 通常、監督人事は水面下で行われるもので、監督の辞意が表面化したときは退任がお決まりだ。だが日本ハムは、報道を利用して監督人事を進めているようにも見える。監督が責任をとる覚悟が大々的に報道されれば、最初から続投とするよりも批判は分散し、与える印象は違う。当然、違和感はファンも感じており、SNSでは「オフの日本ハム名物、栗山辞任騒動」「続投が決まっていたのだとしたら、わざとらしい」「また監督と球団のプロレスごっこ」と皮肉るコメントもあった。

 日本ハムは他球団と比較して編成部門(補強や育成)の主導権を握るフロントの力が強い。監督は与えられた指示を深く理解し、与えられた戦力をやり繰りする役割。その点、抜群の調整能力とコミュニケーション力で現場を指揮する栗山監督への評価は、オーナーをはじめ球団内で非常に高かった。また野球界には性格にクセのあるビッグネームが多いだけに、従順で臨機応変な栗山監督はフロントにとって非常にやりやすい存在でもあった。





 一方、結果が勝負の世界で、低迷する成績を度外視しているように見える球団に対し、ファンの不満がたまっていたのも事実。以前は「育成の日本ハム」の名を欲しいままにし、主力選手が抜けても若手が育って穴埋めし、ドラフト戦略も機能して上位争いした。だが、近年は歯車がかみ合わず、若手が伸び悩み、主力が抜けて戦力が落ちる一方。「栗山マジック」といわれる常識にとらわれない発想であの手この手を仕掛けても、戦力差で落とす試合が目立つのはどうしようもない。

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