奥川&高橋は6,7戦目で使えない!?強行かリスク回避か 橋上秀樹氏が語る今後の日本シリーズの展望とは

タグ: , , , , 2021/11/24

 連日、熱い戦いが繰り広げられている今年の日本シリーズ。

ここまで3戦を終え、ヤクルトが2勝1敗と一歩リードしているが、試合展開をみると、まだまだどちらに転ぶかわからない状況だ。

そんな今年の日本シリーズについて、現役時代、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンでコーチを務め「優勝請負人」とされた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏が、自身のYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」内で、今後の戦いのポイントについて自論を繰り広げた。

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奥川、高橋は6,7戦目で使えない!?


 第3戦を終えて、日本一へ向け橋上氏が着目したのは、両チームの「投手起用」だ。

3戦とも両チーム先発投手陣が試合を作り、シーズン中と変わらぬ安定したピッチングを見せた。

特にヤクルトは、勝ちこそつかなかったものの1戦目の奥川が7回1失点の好投。2戦目では高橋奎二が圧巻の完封勝利を挙げた。

だが橋上氏は、この両投手を誇りながら、ヤクルトが少し投手に関しては戦力的に劣っているのではないかと話す。

「僕、シリーズ始まる前から奥川と高橋と1回しか投げれないんじゃないかって思っていて。もし彼らが投げられないとすれば、残りは石川や小川。原もメンバー入りはしているものの、怪我をしていますから、先発なのか中継ぎなのかは不透明。
そうなると、先発の頭数が足りず、原やスアレス、今野をフルで使っていくしかなくなる。ただ、今回は延長12回までありますから、それを考えると中継ぎにある程度のピッチャーを置いておかないといけなくなりますよね」





例年、1,2戦目の先発投手は、6,7戦目に再度登板する傾向がある。だが、今季のヤクルトの投手起用をみると、奥川は中10日ローテが基本、高橋も時折間隔を空けながらの登板になるなど、「中6日」での登板をしてこなかった。それだけに、橋上氏はこの大事な局面でその制限を解除するか否かのむずかしさについてこう口にする。

「まず、シーズン中に経験がないものですから、故障のリスクも含めて1戦目と同じようなパフォーマンスが出るかっていうところが非常に不透明ですよね。
今後何年もやっぱりヤクルトの投手陣の柱として投げてもらいたいピッチャーですからそのリスクっていうのは徹底的に下げるんじゃないかなと思います。
シーズン中も育成スケジュールを組みながら起用してきたはず。
それを日本シリーズにどこまでかけるかですよね。その方針を破るか、破らないなどそこら辺もまた高津監督の采配の妙かなと思います」

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