プロ野球界で50年働いて 「ノムさんの懐刀」が語る野球界で生きて行くと言う事

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 プロ野球界で「ノムさんの懐刀」、「野村監督の右腕」、「名参謀」と呼ばれ、ヤクルト、阪神、楽天で野村監督の下でヘッドコーチや二軍監督を務めて来た松井優典さん。一昨年までは、ヤクルトでファームディレクター、編成部長などを務めて来て、山田哲人等を始めとして数多くの選手を発掘、育成、輩出して来た。

 7月下旬に神奈川県内にて行われた講演にて、改めてその野球人生や野村克也とのエピソードを聞かせてもらった。前回は万年二軍にいる選手について語ってもらったが、今回はプロ野球界で50年働いた経験から、若い選手に贈るアドバイスについて。


 シーズン中、よく30歳過ぎて2軍に来る選手が出てくるんですよね。やはり30歳ですから、実績主義の世界なので、みんなある程度がっくりして落ちてくるんですよ。そこで私はこう言っていました。

 「お前良かったな。お前、チャンスやぞ。」と。向こうからしたら、「何がチャンスだ」と思うかもしれません。でも、そこでこう話すんです。

 「野球というのは、プレーだけが野球じゃない。特にプロ野球は。ここで頑張らないと野球できなくなるぞ。」と。

・合わせて読みたい→
「ノムさんの懐刀」が語る野村克也さんとの出会い(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/masanorimatsui-chronicle-01/)

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