164キロの快速球もむなしく…もがく藤浪晋太郎に米識者たちから嘆きの声相次ぐ「メジャーリーグでやれる選手じゃない」

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押し出しの四球で思わず膝に手を当ててしまう藤浪。その内容の悪さは何よりも本人の表情が物語る。(C)Getty Images

 どうにも調子が上向いてこない。アスレティックスの藤浪晋太郎だ。

 現地6月5日に敵地で行なわれたパイレーツ戦に3-1とリードした6回1死満塁の局面で4番手として登板した藤浪。しかし、連続して四球を許して同点とされると、続くジャック・スウィンスキーに犠牲フライで逆転まで許してしまったのである。結局、1回2/3(30球)を投げ、被安打1、無失点(記録上は自責点はつかず)で降板した。

【動画】164キロもむなしい押し出し。藤浪晋太郎と強打者マカッチェンの対峙シーン





 先頭打者から不穏な空気が漂った。対峙したアンドリュー・マカッチェンの初球にいきなりインハイへ4シームが抜けると、フルカウントから投じた渾身の4シームは102.1マイル(約164.3キロ)を計測。しかし、コースは外角低めにやや外れたために押し出しの四球となった。これには背番号11をマウンドに送り出したマーク・コッツェイ監督も首を横に振り、うなだれるしかなかった。

 リリーバーとしての役目を全うできなかった藤浪は、計32イニング超で30四死球と課題の制球難は相変わらず。それが尾を引く形となっている防御率は11.57とメジャーワースト(15イニング以上)の数値となっている。

 先発でも、リリーフでも、目に見える結果が残せずにもがき苦しむ。そんな29歳の日本人右腕には、現地メディアからも嘆きの声が上がる。

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